ゼロの割り算はできる!【数学】

引き続き反比例のグラフについて考えたいと思います。
上図は y = a / x (a = 1) のグラフです。
今度はこの傾きaの値を小さくしてみます。


ゼロの割り算はできる!【数学】

傾きa が0.1の場合です。
さらに小さくします。


ゼロの割り算はできる!【数学】

傾きa が0.01の場合です。
ちょっとグラフの表示が見づらくなっていますが
傾きが小さくなるにつれ、グラフはほとんどX軸とY軸の上を
沿うような形になっていきます。
しかしそれでも(0.0)を通るわけではありません。

では仮に傾きaが0の値だった場合、反比例のグラフは
どういう形をとるのか?


ゼロの割り算はできる!【数学】

グラフの変化の推移を見れば、傾き0の反比例のグラフは
このように、「X軸とY軸と完全に一致」した形状になると
予想できます。

このグラフの形状は以前の記事
と同じく、通常の数式では表せません。
(x=0 のとき、yはあらゆる数値を同時にとる)

そこで以前と同じように、このグラフを新しい考え方で
表記する方法を模索します。

[x = 0] のとき y = UNIV
[x <> 0] のとき y = 0

※UNIVは全集合を表す。

となるような傾きaの値とは、いったいどのようなものになるのか?

以前の記事 で考えた「Empty数」を使うと

a = Empty( UNIV )

y = Empty( UNIV ) / 0 = UNIV

y = Empty( UNIV ) / x = 0

で考えられるのかもしれない?

※Empty数を0以外の値で割ったときに0が返る、、、というのは
 定義されている訳でもなく、少し強引な考え方だが、
 もともとEmpty数は、「ある数に0かけて作られた『復帰可能なゼロ』」
 なのだから、ある特別な条件下以外では0と置き換える事が
 可能な存在なのではあるまいか?
 またそうでなければ、現実世界での計算はすべて破綻してしまう。


あるいは、Empty数ではなく、そもそも「0」自体が、
0 / 0 = UNIV
0 / x = 0
という性質を持っているのかもしれない。