こんにちは。分裂卵です。

 

今回はファンタジーライフiの30時間ほど遊んだレビューとsteamのremote play together機能を利用して実兄とマルチプレイをして進めていたので、その所感もお伝えできればと思います。

 

なお、画像や動画はほぼありません(この記事を書こうと思うまでにスクショなどしてこなかったため)

 

また、Linkも100時間ほどしか遊んでないので悪しからず。

 

 

 

まず結論から入ると、間違いなくフルプライス以上の価値があります。

 

自給自足アクションRPGとしてとにかく完成度が高く、またボリュームも胃もたれするんじゃないかと思うくらい多い。前作の良いところ、デザインをそのまま引き継ぎさらに進化させたかのような完成品に延期による延期も全く気にならない程です。

 

では、そんなファンタジーライフiの良いところを書いていきましょう。

 

・大体予想できる、けどファンタジーライフの雰囲気を踏襲した引き込まれるストーリー

 

正直サブタイトルにもある通り時間が関係する話なので、初代との時系列とか考えると大分ややこしき難解のバルファルクなんですが、それを抜きにしても最終章直前でのサブタイトル回収や、あーやっぱりねと思わせながらもちゃんと見てしまうストーリー。それでいてファンタジーライフのめちゃくちゃ平和な世界観から描かれる世界の危機はRPGとしては短く終わりながらもしっかりとした見ごたえがあります。

 

・めっちゃデザインの良いヒロインとドラゴン

 

下記画像、公式から使用許可が下りてるタイトルの一枚絵なんですが、このドラゴン銀髪の女の子。ゲーム内の3Dモデルだとめたんこかわいいです。

 

 

 

ほら見てこのホネゴン(まんま)の愛くるしい顔!!!
こいつ寝っ転がって目細めたりするんですよ!!めっちゃ可愛い!!

こちらはヒロインのレムちゃんです。この子もまたキャラデザがめちゃくちゃいい。

実際にゲーム内で見るとこの画像よりもっとかわいいです。

 

 

・いくつもある沼要素

 

初代と同じく生産するために素材をとり、その素材でまた素材をとるためにツールを作り、武具もつくり、さらに新調して上位のクオリティを~~とかやってるだけで時間がとけます。ランダムオプションもあるのだからたまったものじゃない。これのせいで30時間やってるのにストーリーが最終章で止まって未クリア。そんな状態でレビューすんなよ感はあるが明日でアドバンスドアクセス終わって正式リリースなのだから許してほしい。むしろ3日間で30時間やった俺を信じてくれ。

 

仲間集めも沼。今作はとある理由で初代のキャラ達が各地にアイテムとして散らばっているのだが、これを集めて人間に戻すと仲間になる。この仲間は戦闘ライフなら一緒に戦闘を行ってくれ、採取なら採取を、生産なら手伝うという体で後ろからヤジを飛ばし続け制作力を高めてくれる。特に生産はこのお手伝いを前提に設計されてる感があり、高品質のアイテムを作るならほぼ必須。これらの仲間は後述のバカデッカーナ大陸にも散らばっており、広大な大地を探索するのが大きな意味を持っている。

 

バカデッカーナ大陸。今作の新しい沼。ストーリーでひょんなことから行くことになった大陸。まじでバカ広く、ここだけオープンワールドをやっている。仲間がいるのももちろん、エリア毎に採取できる資源が違ったり、エリアを可逆的にランクアップさせることができ、そのエリアの資源を多くし、敵のレベルも上げることもできる。勿論ランクをあげれば上げるほど資源はおいしく、敵は強くなっていく。

 

ガチャダン。今作の新しい沼その2。ガチャダンの苗というものを植えることで、ランダム生成ダンジョンに挑戦できる。これルーンファクトリーで見たな。また、クリアするごとにさらに深いところに挑戦でき、勿論敵は強く、戦利品はおいしくなっていく。挑戦できるようになったばっかの時に行くと若干痛い目を見る。

 

・進化したアクション、QOL

 

 まずストーリー途中で解放されるファストトラベル。これがないとゲームはやってられない人も安心。

 

 いつでもどこでも自在にライフを変えられ、採取するときは自動でそのライフに切り替わる。抜刀したら直前の戦闘ライフに。

 

 生産は全ての作業台で全てのライフの作業ができるようになり、試練に必要な生産物は「クエスト」タブに表示されるように。

 

 戦闘に関してはローリングが実装。傭兵の大剣もモンハンの抜刀ころりんよろしくある程度キャンセルできる。さらに判定ガバガバなジャスト回避を決めると一定時間攻撃力上昇。今何のバフがかかっているかどうかも確認できるステータス画面がすぐに出せるようになった。

 

 3dsよりボタンが増えたことにより増強されたアクション。既存のただの攻撃だったものも進化を遂げ直感的な戦闘アクションができるようになっている。

 

・賛否両論ありそうなとこ

 

生産。クオリティに関して運ゲする必要がなくなったが、代わりに最高クオリティを出すには推奨で書かれてる制作力を圧倒的に上回らなければ作れなくなった。

また、上、特上、極上からなるクオリティの他に、同じ武器ツールでも制作難易度と素材を変えることで一段階上のレベルのものを製作できるようになった。が、これも三段階あり、三段階目が次のライセンスレベルに行かないと作れないことからアイアン武器が解放され二段目まで作れるようになってもブロンズの3段階目がずっと強い、しかも製作難易度の関係上アイアンは極上が作れないからやっぱりまだブロンズの方が強い、みたいなことが起きた。勿論製作力が上がって行けば行くほどこれらの恩恵は大きくなるので、一概に悪いとは言えないのだが、制作力を大幅に上回らなければ更新不可というのは中々厳しいものがあった。

 

前述の通り、生産には該当するNPCを二人まで助手に就かせられるのだが、これにより制作力が二倍以上に膨れ上がるので、NPCが見つけられてない場合もかなり厳しい生産を強いられることになる。けど逆に言えばぱっと思いつくのはこれくらい。

 

・悪いところ

 

オデオンの専用攻撃技削除

 

・ローカルマルチプレイに関して

 

 自分は実兄とsteamの機能のremote play togetherを使用したマルチプレイでストーリー等を進めているのだが、これがなかなか無法なことができる。一種のバランスブレイカーともいえるだろう。

 

 2pはトリップという主人公についてまわる鳥を操作して戦闘、採取に参加していくことになる。ところがこの鳥、主人公より走る速度は速いわ、HPという概念が存在しないから無敵だけどタゲ取できる、範囲攻撃に1pの少量といえど回復もできる、そんな万能鳥なのだ。しかも採取に関してはスイートスポットも教えてくれるし、採取物の自動回復分くらいなら余裕で削ってくれる。調子乗って喧嘩を吹っ掛けた序盤のイネムリドラゴンも完封できてしまうほどである。

 

 見た感じ操作性も悪くなく、カメラアングル等もゲームがゲームなのでさほど気にならない。1pから離れすぎると自動でワープするし、範囲攻撃の爆弾はなんかダメージ高いし、やりたい放題である。

 

 欠点らしい欠点が攻撃力が1pの物理攻撃力に依存するので、魔法使いだと1ダメージしか出ないことくらい。

 わちゃわちゃ身内と二人で楽しむ分には申し分なく、トリップのおかげで割と無理も通せてしまうのでノリと勢いで何とかなることも多い。

 

 しかしながら、当然といえば当然だが制作のミニゲームには2pは一切参加できず、待ちぼうけを食らうので、非常に長い時間をとられる生産パートはソロで黙々とやるほかない。

 また、steamのremote play togetherを使用すると、当環境では2p側にゲーム音が入らない不具合がある。discord等で配信画面を出すことによって解決可能ではある。

 

総評

 

ソロもマルチプレイも楽しい、自給自足アクションRPG。期待を大きく越える満足感を齎してくれるレベルファイブの超大作。

フルプライスなのも、延期に延期を重ねたのも全部飲み込んでいいねを押してしまうようなゲームです。

 

 

さて、ここまで絶賛しておいてなんですが、一つ残念なお知らせがあります。

今作を作っていたレベルファイブの子会社である、LEVEL5 comceptが先日解散されました。事業は全て親会社であるレベルファイブに引き継がれましたが、今後ファンタジーライフiがどうなるかわかりません。現時点では神ゲーといってもいいと思ってはいますが、これから買う方はセールなりなんなり待ってもいいかなとは思います。ただ今が旬なのは間違いないので、そこはご自身と相談してください。

以上、分裂卵によるファンタジーライフiのレビューでした。

皆さん良き異世界ライフを!