少々味を占めてしまい、

今日も男の気まぐれクッキングと洒落こんでみた。


冷蔵庫を覗いていると、

フッとインスピレーションが湧く。

「おでんだ、おでんに挑戦するのだ」

そんな鋭いインスピレーション・・・と言うか、

ただの思いつきか、

単に食べたかったからなのか、

おでんを作ってみた。


手元にある食材は、

ジャガイモ、にんじん、豚肉、卵、青パパイヤ。

野菜は全部ぶった切って、ナベで煮る。

卵はゆで卵にして、ナベに放り込んだ。


え?青パパイヤ?と思われる方も少なくないと思うが、

青いうちは、瓜である。

これが中々の万能野菜である。

煮物料理は初めての挑戦だが、

美味しい予感がするので、今回使ってみた。


出汁はお客さんからもらった「うどんだし」である。

ヒガシマルは天才である。

それだけでは芸が無いので、

ケチャップアシン(インドネシアの醤油)と、

料理酒が無いのでアラック(インドネシアの焼酎)を

少々入れて、味を調えてみる。


味見してみる。料理人の特権である。

悪くない。

ひょっとしたら、私は料理の才能に目覚めつつあるかも。


実食してみる。

イケる。

悪くない。

美味しい。

ヒガシマルのうどんだしと、インドネシアの調味料が、

見事に調和している。

この瞬間、日本とインドネシアの友好が深まって見えた。


青パパイヤもイケる。

ダイコンかカブのような味わいである。

和である。

この瞬間、日本もアジア諸国のひとつだと実感する。

フッと、ある疑問が湧く。

「おでん」として作ってみたが、

どちらかと言うと、これは「煮物」である。

糸コンニャクが入ったら、肉じゃがになるところだった。

危ないところである。


「おでん」と「煮物」と「肉じゃが」の境界線は、何処なのだろう?

からしが合えば、「おでん」か?

ニンジンが入ると「煮物」か?

糸コンニャクが入ったら「肉じゃが」か?


人生の素朴な疑問は尽きることは無い。



               考える流れ板 長谷川和弘