私の過去の経験上のお話。


ヌサペニダは、基本的にはドリフトダイブで、

サンゴ礁が綺麗、お魚たくさん、透明度は抜けやすい、

3拍子揃ったバリ島有数のダイブサイトの一つ。

ファンダイビングは基より、

体験ダイビングのリクエストも多いところだ。


しかし、


体験ダイビングで、こういったボートポイントは

少々使いづらい。

何故なら・・・

・スピードボートで移動中、船酔い者が出やすい。

・いきなり足がたわない水深にエントリーしたら、

 人によっては怖がってしまう。

・流れがあったり、低水温になる事が多く、

 リラックスしてもらえない事がある。

・ダイビングスキルの練習がし辛い(出来ない)。


ざっと並べると、こんな理由からである。


しかし、このポイントへのリクエストは多い。

海がいいので、そういった意味では、

ご案内したいダイビングポイントである。


が、残念ながら、お連れするゲストの中には

リラックスできず、「怖い」「耳ぬきできない」などの理由で

リタイアする方もいる。


ダイビングは、ある程度慣れも必要であるから、

いきなり水中に入ると、

稀に怖いと言う人がいるのは、

当たり前な事なのであろう。


リラックスできていない、緊張した状態では、

普段できる耳ぬきも、出来なくなってしまうものである。

呼吸も乱れてしまうと、落ち着くことが出来なくなる。


こういう方は、まず、足の届くところから、

徐々に水や器材に慣れていってもらった方が、

リラックスしてダイビングを楽しんでもらえると思う。


実は、インストラクターとしても楽だったりする。



すでにライセンスを持っているファンダイバーでも、

海猿(懐かしい?)の如く、かっこよく潜れるかと言うと、

実はそうでもない人も多い。

スキル、経験が浅いダイバーさんは、

やはり水中、いや、陸上から余裕が無く、

結果、あまり楽しいダイビングに繋がらないこともある。


何事も、特にスキューバダイビングは、

徐々に徐々に、経験を重ね、慣れて行くことが大事。


彼女の前で、かっこつけようとしている男性ダイバー諸君、

実は君たちが一番危なく見える!


ダイビングは、運動神経よりも、平常心が大切。

これほど心の動揺が顕著に現れるスポーツもない。

焦らず、楽しく、ゆっくりと経験を積んでいって欲しい。

スキューバダイビングは

精神スポーツの最高峰であろう。


余談。

体験ダイバーさんをご案内した時、

ものすごく透明度のいい海に当たったのに、

下を見ると怖いと言う。

なんと、高所恐怖症だったことが判明。。。

透明度も良過ぎると、アダになる?!



               ダイビング人 長谷川和弘