こんばんは。

占い師 神真理(じん・まり)です。

 

週末、土曜日の夜

いかがお過ごしでしょうか。

 

満月も美しく

愛でられるといいのですが

西日本は激しい雨のようですし

東日本も見られる地域は

限定的になりそうですね。

 

 


今夜は古代中国の哲学、
「仁者不憂」について
考えてみたいと思います。


仁者不憂(じんしゃふゆう)とは何か?

ご存じでしょうか。


「仁者不憂」は、
中国の古代哲学者である
孔子が説いた教えの一つです。

孔子の教えは有名ですが

その中でも論語とは、
中国の思想家、孔子の教えを
弟子たちがまとめたもの。

在り方や道徳観など、
人として生きていくうえでの考えや
規範が書かれています。

論語は2,500年以上に渡って、
中国で最も長く広く読まれてきた書物であり、
「大学」「中庸」「孟子」と合わせて
儒学の基本となる古代中国の大古典

「四書」と称されました。

 

ご存じの方も多く

いらっしゃると思います。


論語のその優れた内容から、
坂本龍馬、夏目漱石以外にも聖徳太子

徳川家吉、渋沢栄一
小泉純一郎(元総理大臣)など
数多くの人に影響を与えたと

言われています。

論語には、道徳の柱として
「仁・義・礼・智・信」が登場しますが
これは五常と呼ばれ、人が常に

*守るべきもの*とされています。

「仁」 … 人を思いやること
「義」 … なすべきことをすること
「礼」 … 礼儀を重んじること
「智」 … 物事を正しく判断すること
「信」 … 信頼され、誠実であること

中でも「仁」の精神は
最高の道徳とされています。

 

わたくしは、

この「仁」という字が

とても好きです。

 

歴代皇族の家系では、
孔子の語った「仁」という精神を忘れないため、
代々、天皇陛下のお名前に
「仁」の文字がつけられるほどです。

 

 

 

 

 

 

 

 

「仁者不憂」(じんしゃふゆう)とは、


「仁者」とは「仁義に生きる人」、
「不憂」とは「悩まない」を意味し
「仁者不憂」は
「仁義に生きる人は悩まない」
という意味になります。


ひとは些細なことで悩むものです。

他人から見て些細なことでも

自分の事になると、大きな問題にも

発展してしまいます。

 

○○すればよい

~~すればよい

 

頭では理解していても

そう簡単にはいかないことも

ままあるものです。

では
仁者が悩まない理由は何でしょうか?


それは、

仁者が自己の行動に対する

確信を持っているからです。

仁者の力といわれるものです。

自分が正しいと信じる道を歩き、
その結果に対して責任を持つことができます。
だからこそ、悩むことなく、
自分の道を進むことができるのです。
 

自分自身を高め、他人を尊重し、
公正で正直に行動することが必要で
私たちも仁者になることができると

説かれています。


これらの価値観を持つことで、
自分自身の行動に自信を持つことができ、
結果的に「悩む」ことから解放されるのです。







仁者不憂(じんしゃふゆう)は、
私たちがどのように生きるべきかを

示してくれる教えです。


仁義に生き、

自分の行動に責任を持つことで、
私たちは真の自由と平和を

得ることができます。


だからこそ、

「仁者不憂」は今でも私たちにとって

非常に重要な教えなのです。

 

今夜は「仁者不憂」についての

私の考えを共有させていただきました。

 

 

雪ノ下の香をくゆらせながら。

 

 

最後までお読みいただき

ありがとうございました。