朝の体温は三十七度四分。
それほど高くはないが医者に行くことにした。
駐車場は空いてたが中は一杯だ。
かなり待たされるハメになりそうだぜ。
それにしてもここは妙に若い子が多いな。
これも医院長の方針というものなのか。
俺の番が来た。
先生の話によるとどうやら隣の市で流行っているものに近いらしい。
しかし時期外れだそうだ。
インフルエンザ反応は出なかった。
しかし待っている間に熱は上がっていた。
三十八度五分に逆戻りだ。
家に帰り、早速俺は飯を食い、もらった薬を飲んで寝ることにした。
熱が下がればいいのだが。

二時間位経っただろうか、汗も大量にかいたことだし
シャワーを浴びることにした。
薬も効いたようだ。
三十七度四分まで下がっている。
やはりベッドに汗だくでいるのは気持ちが悪いものだ。
真夏じゃないだけマシというところか。


やはり何かが変だ。
二、三時間ほどすると体温が上がっている。
三十九度五分だ。
昨日よりひどい。
それに下がったとしても何故か三十七度を切らないのだ。

新種のウイルスなのか