この記事のタイトル、結論を言ってしまうと、
答えはイエスです。
ピアノは、細やかな指先の動きを要求される上、左右別々の旋律とリズムを演奏します。
手先が不器用なタイプの凸凹さんは、苦手そうな感じがしますね。
もちろん、音大に行くレベル、コンクールで入賞するレベルを目指すのであれば難しいのかもしれませんが。
今回は、長く楽しく続けて、一生の趣味にする…という前提のお話です。
本人に習いたいという意思があれば、手先が不器用でも弾けるようになります。
ピアノは脳の発達にとても良いことで知られています。
練習をたくさんやって上達する…というわけではなくても、時々レッスンに行くだけでも、その効果はあるそうです。
「ピアノの稽古を語彙が増えるという論文もあります。左右の脳を繋げる脳梁という神経束の一種がありますが、ピアノをすると言語に関係する神経束(軸索)が5倍くらい太くなります。(中略)さらに平衡感覚や感情や思考に関係する小脳や、記憶に関係する海馬も、ピアノ練習時間の総量を増やせば増やすほど機能的に良くなるというデータがあります。本来脳は抑制と活性のバランスで動いているのですが、ピアノの即興をする時も前頭前野や頭頂葉がダイナミックに活動しています。これらは創造性や社会関係などに関係しています。つまりピアノによって脳の構造が良い方に変わるのです。科学的に実証されているものの中で、ピアノほど良いものはありません。」
「ピアノを弾くことでADHD(注意欠損多動性障害)などの発達障害が改善されることも実証されています。」
出典 『今こそ音楽を!第3章 脳科学観点から~澤口俊之先生インタビュー(2)』
言語能力や、記憶力、社会性…とても魅力的ですね。
息子は、手先は不器用ですが、ピアノを始めてから発見できた「強み」もありました。
楽譜を読むのが早く、早い段階から初見で楽譜が読めるようになりました。
発表会では、「意外と本番に強い」というところを毎年見せてくれます。
ピアノの中にも、凸凹が表れていて、それがまた息子らしい感じがします。
発表会では、
- 目標に向かって練習・調整していく方法を身につけられる。
- 自分をコントロールすることを学べる。
- 人前での演奏に慣れる
本格的に始めたのは、本人が「やりたい」と言った1年生からで、決して早くはないです。
「やりたくないこと」が強い息子なので、本人が「やりたい」と言ったタイミングでなければ無理でした。
今では、大好きな鉄道のホーム発着の音楽を耳にすると、ピアノで再現したりしています(鉄オタw)。
お子さんがピアノに興味を持つようであれば、発達凸凹さんには非常におすすめの習い事です。
発達凸凹さんにとってピアノが良い理由、教室選びのポイント、おすすめの教室などをまとめました。
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