働くしあわせプロジェクト~大きな憤り~
こんばんは!!
昨日は、ある障がい福祉サービス事業所向けの勉強会の最終日でした。
昨年から続いていたもので、ぼくは「企業と福祉サービス事業所の連携強化による新たな価値創造」と「リーダーシップ」の講座しか関われなかったんだけど、ラストの受講者一人ひとりの発表は、堂々としたもので、ちょっとウルウルと感動してしまいました。
夜は、バイリンガル・バイカルチュラルろう教育センターの玉田さとみさん(彼女はろう児の夢の学校「明晴学園」を立ち上げ、ウーマンオブザイヤー2009に輝いた素敵なお母さん)の話を聴いた。
玉田さんは「聴こえない」を「手話で話せる」というプラスに捉えて、「障がい児教育」ではなく「言語教育(バイリンガル)」の学校を日本ではじめてつくっちゃった。
ぼくは、「教育」よりも「働く場づくり」をテーマに活動してきたので、せいぜい、息子が通う特別支援学校に授業参観に行くくらいで、実は、障がい児教育の現状についてあまり知らない。
だから、玉田さんの話を聴いてショックを受けた。
ここでは詳しく書かないけれど、「聴こえない」ことを「良くないこと」と決めつけ、彼らを今の社会に合わせるように教育していく従来の日本のろう教育が許せないと思った。
子どもたちの立場に立って考えたならどうなんだ?
自分が同じことをされたらどんな気持ちになる?
大きな憤りを感じた。
人は見た目で判断することが多い。
だから、障がいがあると言われている人たちは、不得手なことが顕在化しているだけで、「障がい者」というレッテルが貼られ、不当な扱いを受ける。
大人になっても「障がい者」は働けないという誤った常識の社会の中で生きていく。
でも、健常者と言われている人たちだって、不得手なことだらけだ。
ただ、それが顕在化していないから、健常者と言われているだけだ。
人を見た目や現時点での能力で判断するのはナンセンスだよ。
どんな人にも無限の可能性がある。
でも、関わる人たちがその可能性を否定するような関わり方をすれば、彼らの可能性は閉ざされてしまう。
玉田さんは、新しい「ろう教育」を通じて、そんな「障がい」に対する誤った認識にチェンジを起こそうとしている。
手法は違えど、目指すところは一緒だと思った。
玉田さんは、いくつもの壁を乗り越えて、確かな足跡を残してきている。
ぼくは、一歩を踏み出したばかり。
今日感じた憤りをプラスのエネルギーに変えて、彼女の後に続こうと思った。
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