「Day Of The Dead」を見てみた。 | 祝福しろ。結婚にはそれが必要だ

「Day Of The Dead」を見てみた。

まずはwikipediaで簡単に予習。
これ…「死霊のえじき」のリメイクか…なんか凄い映画だと聞いているが…それのリメイクか…
「Day Of The Dead」を見てからwikipediaで「死霊のえじき」のストーリー、設定とかを確認。
設定はかぶる部分もあるけど、「Day Of The Dead」は「死霊のえじき」を元にした別の映画って感じです。

この映画のゾンビの特徴は3つ…(あくまで私の分類)
1.走って襲ってくる
2.生前の記憶と知性が多少残っている
3.こちらの言う事を聞く奴がいる

2と3については後で語るとして、「走って襲ってくるゾンビ」について。
ちょっと前に荒木飛呂彦の恐怖映画評を購入して読んだ。そこで荒木が「走って襲ってくるゾンビ」の斬新さについて語っていた。
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今、テキストが無いので曖昧な記憶に頼って書くが、荒木飛呂彦はステレオタイプなゾンビの特徴に
・動きが緩慢
・本能のみで動いている
・無個性
それに対して、どっかの監督が何かの映画で、「走って襲ってくるゾンビ」を作り出していたって話だ。
荒木はそんな、ステレオタイプのゾンビと新しいゾンビの特徴を踏まえた上で「ステレオタイプのゾンビ」には癒しがあるという謎の理論を展開していた。
そんな荒木飛呂彦の謎理論を読んでから、「これは走るゾンビを見て、絶望感を味わっておかないとヤバイんじゃないか?」と言う思いにとらわれ、「I am Legend」を見てみた。
残念ながら、「『I am Legend』の主人公」はゾンビ対策ばっちりなんで、あまり絶望感は無いな。
それから月日は流れ、知り合いに勧められてこの映画を見た。期せずして「走って襲ってくるゾンビ」が登場。
突然、ゾンビが発生したって設定なので、対策も何もなく…凄い絶望を感じた。いや、その意味でこの「Day Of The Dead」を見れて良かった。


ちなみに個人的に好きな登場人物はニーナ。主人公の弟の彼女。
最初見たときは、恐怖映画で速攻でやられるビッチの類かと思ったら、頼れる仲間でした。
ビビりまくっているけど、行動に躊躇いが無い。一応、ゾンビが元人間という事で、ゾンビを殺した後にビービー泣いているけど、いざという時は割り切って行動してからビービー泣いている。
危機察知能力も結構高い。この人が最初に異常を察知する場面が何度かあります。
強い仲間が減ってピンチの時も「大丈夫!ニーナがまだいるッ!」って叫んでしまった。

印象に残っているのが、新兵のバド。彼は物語の中盤くらいでゾンビになるけど…どういうわけか、主人公サイドの言う事を聞いて、かつ人肉を求めて襲ってこない。
この理由に対して、彼が生前に菜食主義者で、主人公のサラ・クリス伍長に好意を持っていた事が挙げられている。
そんで、ここから「ああ、ゾンビは生前の記憶や知性がある程度残っているかもしれない」と予期される。その予想は大体あっていて、終盤に優れた知性だけが残って狡猾に襲ってくる奴が登場。
いや、本当に怖いわ。

この映画…静→動の切り替えが怖い…
もう、さっきまでワーワー叫びまくっていたと思ったら…「誰かがゾンビに噛まれていて、ゾンビになるかもしれない」ってシーンとかに入って急に静かになり突然、ゾンビが襲い掛かってくるのは本当に勘弁して欲しい。
しかし…車でお母さんのゾンビを轢くシーンは超シュールだった。えっ!ここだけ漫☆画太郎?ってくらいに。
突然通りかかった車にどーんとはねられて首まで吹っ飛ぶって…

そんな、ワーワー楽しいゾンビ映画でした。