今日の株式見通し=軟調、米株安で1万2500円試す場面も

[東京 3日 ロイター] 

きょうの東京株式市場で、日経平均は軟調な展開になると

みられている。3連休明けの米国株式が下落したことを

受けて、売り先行で始まりそうだ。

 市場では「チャートをみるとデッドクロスとなっており、

下に行くサインが出ている。1万2500円の下値を試す

場面もある」(国内投信)との声が出ている。


 半面、日経平均は先物に振られて前日までで2日連続の

大幅下落となった後でもあり、売り一巡後は買い戻しも

期待できるという。



 日経平均の予想レンジは、1万2500円─1万2800円。



 2日の米国株式市場は続落した。朝方は上昇していたが、

米供給管理協会(ISM)が発表した8月の製造業景気指数が

弱かったことなどを受け、売りに転じた。

一方、原油などの商品価格下落を受け、エネルギー・資源株が

売られた。


 明和証券シニア・マーケットアナリストの矢野正義氏は、

原油価格の下落はインフレ懸念の後退として

好感されるべき材料とみている。「きょうの日経平均は、

2日間の大幅な下げをある程度修復してもおかしくない」

(矢野氏)と述べた。ドル/円が1ドル108円台後半と

やや円安に戻っており、「上値を買う投資家はいないものの、

 福田康夫首相辞任を受けた自民党総裁選で出馬表明をした

麻生太郎自民幹事長については、市場の評価は

今のところ流動的となっている。景気浮揚を優先するスタンスの

麻生氏が首相になった場合「たとえば、赤字国債増発で金利上昇、

債券価格低下、株価上昇とのシナリオを海外投資家も含めて

市場が描くかどうかが鍵となる」(国内投信)との指摘が出ている。 


 (ロイター日本語ニュース 石渡亜紀子)