弱含み、原油価格落ち着きへの期待が後退=今週の東京株式市場


[東京 23日 ロイター]

今週の東京株式市場は、弱含みの展開が予想されている。

22日に開催された産油国と消費国の緊急会合(サウジアラビア会議)で、

サウジアラビアが増産の意向を示したものの原油価格が落ち着くような

具体策は出ず、引き続き原油価格の上昇圧力が株式市場にとって

重しとなるとみられている。



 20日の米国株式市場では、原油高や銀行のモーゲージ関連の

追加評価損懸念などからダウ.DJIが3月17日以来の

1万2000ドル割れとなった。「米国株式など外部要因における不透明感が

増してきた。為替や原油価格をにらみながらの動きとなりそうだ」

(国内株式)との声が出ている。




 中国が石油製品を値上げし、米国では油田開発議論が再燃の兆しを

みせるなど「原油増産に向けて外堀は埋まってきた」

(カブドットコム証券投資情報局マーケットアナリストの山田勉氏)との

見方から、市場関係者の間では、サウジアラビア会議後の週明けは

原油価格が落ち着きグローバルに株価が上昇するというのが

メーンシナリオだった。しかし、「会議では具体策に乏しかった」

(大和証券SMBCグローバルプロダクト企画部部長の高橋和宏氏)ことから、

「投機マネーによる買い上げがさらに進むリスクもはらんでおり、

それを受けて株式市場もCTA(商品投資顧問業者)などの売買に

振られる可能性がある」(国内証券)との懸念が出ている。





 今週の日経平均株価.N225 の予想レンジは、1万3700円─1万4500円。