昔からやりたかった人。ダイバーの友人に誘われた人。暇だったから。何かに打ち込みたかった。
最近、よく富士山に登って頂上で撮った写真をおくってくれる人が多い。
同じく、登る理由も人それぞれだし、山はどこから登り始めても頂上にたどり着くんです。
ただね、最後まであきらめない人と、途中で諦める人が出てくるんです。
諦めて降りてくる人が道に迷うんです。
そこで道に間違えたことに気がつくんです。
それを「苦労」と言うんじゃないでしょうか??
山に一度登りはじめたら高い方、高い方へ一歩一歩あるくことで最後には一カ所にたどり着くものです。それが目的地です。
そこには世界中からたっくさんの人達が同じ笑顔で集まって来ているんですね。
道中は孤独を感じながら誰ともあわなかったとしても、頂上にはビックリするほどの人がいます。
それがダイビングインストラクターというものです。
先にたどり着いた人が偉いんじゃないんです。
途中で諦めたらあかんのです。
人は生活して行くのに、お金が必要になりますよね!?
食べたり、服きたり、家賃を払ったりと。
そのお金をくれるのは「仕事」ですから、仕事ほどありがたいものはないんですね。
車を走らせるにもガソリンが必要ですが、車は走らせるためにあるものではありません。
人生を楽しみ、便利にするためにあるものです。
ダイビングも水中に入るために「空気」が必要です
でもね、ダイビングは潜るためにあるんではなくて、同じく人生を楽しむためにあるんです。
だから深い所にいったから威張るとか、空気がイッパイ残っているから威張るとかそんなもんどうでもいいんです。
マスクごしに大自然の景観をみて心を豊かにするものですから。
ダイビングを始めるキッカケや理由なんて最後にはなんでもいいんです。
本当に大事なのは「途中で諦めない」という事。
諦めて道に迷った人が、最後まで登りきろうと頑張っている人に言うようになるからです。
「なんでそんなに苦労するの??」って。
それは苦労ではなく、頂上にむかって坂を登っているだけなんです。
本当の苦労はね、諦めて何もせずただただやりがいのない仕事を嫌々こなしている事なんですよ。
私は、改めて痛感しました。
様々なお仕事をしながら、過酷なトレーニングを受けきり頑張っているお客様の凄さを。
こういう人はきっと職場でも「貴重な人材なんだろうな」と。
だから今回、本番で力を発揮出来なかった人も絶対に諦めたら駄目なんです。
だってもうすぐ頂上があるんです。
道を間違えず、あと一歩です。
ただ今は凄い霧に周りが包まれているだけなんです。
もうすぐ見えますよ!!
頑張れ!!
