Story 3. 高尾山で・・・
新宿から京王線にのってサッカー練習を見に行く。
場所は京王よみうりランド。
ただ日々の寝不足からだろうか・・・ぐっすり寝たままの自分を電車は
終点「高尾山口駅」に連れて行ってしまった。
ただ今日は休日、慌てることはない。
「それならば」とはじめての高尾山を堪能してこようと思った。
春の朝の光を浴びていると、何かそわそわした気持になってくる。
久しぶりの晴れの人もあり、高尾山には絵筆を持った老夫婦や、
女の子のグループがタオルを首にかけてハイキングを楽しんでいた。
こんなに気持ちいい陽気にどんな言葉が似合うだろう・・・
そんなことを考えながら歩いていたら、今朝の読売新聞朝刊に
のっていた言葉を思い出した。
春。
何かが生まれようとして、
音もなく空気を震わせるからでしょうか。
大気はあふれるエネルギーで脈打ち、
花は咲こうとつぼみを押し上げ
巣の卵は、いまにもひなが飛び出すかと思うほどにはちきれんばかりです。
(桐谷エリザベス)
高尾山の登山道の両脇には、あじさいの株が植えられている。
細い枝の先から、青々としたつぼみが丸々と顔を出して膨らんでいた。
今にも中からパンという音とおもに、
若葉が弾け出そうな状態だった
沢山の命が生まれる季節。
この世に生を受けてから、60回堪能できれば素晴らしい。
毎年の命の誕生を、この日本という平穏な地で迎えられることに感謝!
私もまもなく28回目の春を迎えようとしている。

