呼吸と瞑想

呼吸と瞑想　1dayセミナー&レッスン

「ヨガ」といえば一般的にはアーサナというポーズをとって体を動かすというイメージが強いと思いますが、その練習法には様々なものがあり、瞑想法の一つとして「ヨガニドラー」があります。ニドラーはサンスクリット語で「眠り」の意味。

仰向けに横になった姿勢で、インストラクターが心身の観察、呼吸の深さなど、自分の内側に気づきを向けやすくなるようガイダンスします。体の各部位に意識を向け、呼吸の流れを意識化することで、潜在意識に働きかけ、余計な雑念、思考が取り除かれて、短時間で深い休息の効果が得られます。

普段の睡眠では、脳波はアルファ波からシータ波、デルタ波に移行し、睡眠状態になります。ヨガニドラーでは覚醒の状態からうとうとと眠りに入る間の状態、シータ波の状態を意識的に保つことで、リラクゼーションを深めていきます。

本来、人の心と身体は一つに繋がっているので、ストレスやトラウマなどで慢性的に蓄積された疲労や緊張は、知らず知らずのうちに肉体的・生理的な不調として、イライラ、不眠、血圧の上昇、頭痛、腹痛などといった様々な症状として身体に現れてきます。

そこで、普段あまり意識を向けることのない自分の身体に意識を向けるトレーニングや呼吸法を行うことで、身体から心へとアプローチしていくのが呼吸と瞑想（ヨガニドラー）のレッスンになります。

自分自身への意識を深めながら、心の奥深くに潜んでいる悩みや蓄積された不安などを解放していくことで、緊張のスイッチを切り、心身共にリラックスした状態にリセットしていきます。

呼吸と瞑想のレッスンでは、身体をリラックスさせ、覚醒と眠りの狭間（潜在意識に響かせやすい状態）をキープしながら、ポジティブで優しいイメージを自分自身に語りかけます。これは、本来私たちが持っている「健康」を妨げる原因を取り除くためのプロセスとなり、自分でも意識しないうちに起こっている緊張を解き放つためのセルフケアとなります。