それは突然だった。
確か311から3ヶ月後辺りだったと思う。

一人でドトールに入った。
店内はそれほど混んではおらず、適当な席に付き携帯をチェックしコーヒーを飲んでいた。

隣の奥の席に3人の女性。
二人は若く、一人は彼女達の母親位の年齢だった。
なんだか口論をしている雰囲気。

盗み聞きをするつもりはなかったけれど、近くなので当然会話が耳に入る。
どうも母親位の女性が○○学会の信者さんで若い女性の恩師のようだった。

若い女性は、このままだと日本は戦争に巻き込まれ、地震も壊滅的なものが起きる・・・
そんなことを力説していた。

恩師の女性が知り合いに似ていたこともあり、意識がそちらに向いてしまった。
するとなにか身体に違和感を感じる。
なに???
背中が伸ばせない。
なんだか見えないけれど圧力が全身にかかる。

恩師の女性が怒って席を立った。
若い女性の一人が後を追った。

その途端、身体に感じた違和感が消えた。
なになになに???
どっち?


一人残った女性に知り合いの女性であったのか確認をするために話しかけてみた。
名前を聞くと知り合いではなかった。
この女性からは違和感は感じない。

しばらくすると、後を追った女性が戻ってきた。
席に座った途端にまた違和感を感じる。
なんだろう・・・

その時は始めての経験で分からなかったけれど今なら断言できる。
彼女から発している波動が重かったのだ。
50cm位まで近づくと耐えられない。
身体が押されるのがはっきり分かった。

彼女はある宗教団体に所属していた。
そしてあまり体調も良くないとのことだった。
当然、私にも勧誘をしてきたが一切の団体に所属する意思がないことを伝えた。
なんとなく連絡先を交換したけれどきっと連絡はないと思っていた。

しばらくして彼女から電話があった。
電話って凄い・・・
電話からも彼女の重い波動は伝わってくる。

私は視えない、聞こえない、感じないの人でした。
人の波動を感じるという初めての経験をして、やっと本当に視えない世界が在るということを肌で感じることができたのです。

レイキのセカンドを取ってしばらくのことなので、身体がどんどん敏感になってきたのだと思います。