
11月半ば、秋色が深まりつつある、上野へ。

国立西洋美術館で行われている、クラーナハ展へ出かけました。
想像以上に展示数も多く、ウィーン美術史美術館で観ていた絵画も数点、
そしてフィレンツェにあるウフィツィ美術館所蔵の絵画もあり、
懐かしく、見応えのある展覧会でした。

展覧会公式サイトよりお借りしました。
クラナーハ独特の、落ち着いたまとめられた色調は
最近悲しいことがあり沈んでいた自分の心にも、スッと入ってきました。

一見、地味でありながらも目を奪われる華麗さ。
この絵画に倣ったものを100点近く置いているコーナーがあり、
圧巻、不思議な空間となっていました・・・・
それにしても、元々のクラナーハのこの作品の力強さ、秀逸さ、光を
感じずにはいられませんでした。
こういった企画もとても面白い。

午前中に行けたので、外はまだ明るく、
上野公園をお散歩しました。



秋の煌めきもまた、美しく
少しずつ暗くなっていく色調は、心を内側に向かわせるのに
とても向いています。
クラシック音楽の似合う季節だなあ、と
秋、冬が来る度に、いつも想います。