作曲家 湯山昭先生のセミナー
過去のブログをたどってみたら 前回は2013年の2月。(前回の様子はこちら)
3年ぶりの湯山昭先生のセミナーです。
湯山昭先生といえば、リトミックでも「大型バス」や「あめふりくまのこ」「お花が笑った」など たくさんの曲を歌っています。
最初は 先生の若い頃のお話しから始まりました。
ピアノを習い始めたのは小学3年生。戦争中だったので、家にピアノがなく、戦後に初めてピアノを買ってもらったのは、習い始めて10年後だったとおっしゃっていました。
それまでは学校のオルガンや 近所の家のピアノを借りていたそうで、その頃まさか10数年後に作曲家になるとは思ってもいなかったそうです。
戦後はグランドピアノ1台で、家一軒買えるほどの金額だったそう

そういう物のない時代を生きていらしたからこそ、先生のような豊かな想像力が身につき、ステキな音楽が生まれるのかもしれないな?と ふと思いました。
もっとお話しをうかがいたかったですが、話しは作曲家になった頃に飛びます。
ラジオで 毎回1コーナー与えられ、リズム遊びをやったりしているうちに、歌を作曲して流したそうです。
その時の最初の大ヒット曲が「おはなしゆびさん」

私も大好きな歌です





この曲を聴いた音楽之友社の編集者さんが、湯山先生に子供のためのピアノ曲を依頼したそうです。
その時、先生は子供のためのピアノ曲は作曲したことがなかったのに依頼がきたので、とても嬉しかったそうです。
子供でも弾きやすいように1オクターブがない楽曲を作り、そこからどんどん色々な出版社から依頼がきて、今に至るそうです。
代表楽曲「お菓子の国」は なんと再販144回




意外に知られていないのは、連弾曲集「妖精の森」も出版されているんです。
これはハンブルクに行った際に訪れた森をイメージして作曲されたそうです。
「この曲集はもっと広まって欲しいな~」とおっしゃっていました。
実はこの連弾曲集、知り合いの先生から教えてもらって 楽譜は私の手元にあるんです





これは、広めなきゃですね





湯山先生のおはなし、もっと伺いたかったです。
さて今回の楽譜はこちら
この曲集は子供のためだけでなく、大人の初心者の方にも最適な曲集だそうです。
早速 曲集の中から抜粋して 先生がポイントをお話しされます。楽器店の先生が 生徒役でピアノを弾きます。
先生はアーティキュレーションについて 今回も熱弁されていました。
毎回おっしゃるのは、テヌートを見過ごしている人が多いとのこと。
ピアノ教室では、発表会に向けて仕上げ段階に入ってきている生徒さんもいるので、今一度アーティキュレーション 見直してみようと思います!
最後は湯山昭先生とみえ先生とパチリ
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