耳が一番発達しているのは???
講師の田村智子先生が 9年間0歳児~年長までの保育園児を指導したノウハウがつまった教本が昨年秋に出版されました。
私は、楽器店から届く新刊の案内で この教本を見て、すぐに注文しました。
いつもならば、楽器店で実際に手に取って内容を確かめてから購入しますが、この教本には 案内文を読んだだけでピン
ときました。

開いてみると、私が プレクラスで感じていた課題を この教本では 見事に楽しんで覚えられるように工夫されていました





実際にセミナーを受けると、教本を見ただけでは分からなかった子供たちを惹きつける技があちこちに散りばめられていて、同じ0歳児からリトミックを指導する私には、納得の連続でした





私はあるページの課題に対して先生に「これは何歳から教えているのですか?」と質問すると、
「0歳児からよ。0歳児は言葉が喋れない分、耳は一番発達しています。分からなくてもやっていると 見よう見まねで覚えます」
とおっしゃっていました。
ものすごく共感しました。
「分からない」と思っているのは 実は大人だけなんですよね。
ママのお腹にいる6カ月頃から 胎児の耳は聞こえていると言われています。
0歳児の赤ちゃんの耳は 十分発達しています。
何も喋らないから分かっていないのではなく、喋れないからこそ、耳で音楽を集中して聴き、目で ママやお友達、先生のやることをじーっと見ているのです

お子さんの頭の中は たくさんのことを吸収しています





ただ、アウトプットしないだけです。
これがだいたい1歳超えて 歩きだしてくると、今まで吸収してきたことが、一気に溢れ出してきます





音楽を聴いて身体や手などを動かすようになったり、歌に合わせて 「ばあ!」や「チャチャチャ」などの一部分を歌うようになってきます。
これは、0歳児のインプットの時期があるからこそなんです





そして昨日の記事にも書きましたが(詳しくはこちら)
「小さい頃に楽しい音楽体験をすること。それが一番大切」
という言葉にも共感です。
リトミックでは、親子で楽しい音楽体験をして欲しいと思っています





1人でも多くの人に 音楽の楽しさを伝えたい
これが私の音楽活動の根本にあります。
これからも音楽の楽しさを伝えていきたい
と 改めて思わせてもらった実り多いセミナーでした。

田村先生、ありがとうございました。
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