世の中には、「○○記念日」や「○○週間」というものが、たくさんあります。

 

最近で言えば「交通安全週間」。

 

私の近所でも、横断歩道に旗を持った方々が立っています。

 

それを見ると、

 

「そうだ、安全運転を心がけなくては」

「道路を渡るときは、いつも以上に気をつけよう」

 

と、普段ならあまり意識していないことを、ふと思い出します。

 

こうした「思い出すきっかけ」は、ホスピタリティにも大切なのではないかと思っています。

 

私がオーストラリアのヒルトンホテルで働いていた頃、スタッフ同士や仕事について、改めて考える機会がありました。

 

上司にとっては、スタッフと向き合うこと。

 

スタッフにとっては、自分の仕事や役割を振り返ること。

 

忙しい日々の中では、どうしても最初に大切にしていたことが、少しずつ薄れていきます。

 

慣れてくることは、決して悪いことではありません。

 

でも、慣れたからこそ、忘れてしまうこともある。

 

だからこそ、あえて「思い出す日」をつくる。

 

チームが初めて顔を合わせた日。

 

みんなで大きなトラブルを乗り越えた日。

 

新しい仲間が加わった日。

 

創立記念日でもいいでしょう。

 

そんな日に、少しだけ立ち止まって、

 

「私たちは、最初に何を大切にしていたんだろう」

 

と考えてみる。

 

最近は、宿泊・観光の現場でも、ゲストへのサービスだけでなく、そこで働く人の体験や、チームのつながりを大切にする考え方が改めて注目されています。

 

何か新しいことを始めることだけが、職場を良くする方法ではありません。

 

忘れていたことを、もう一度思い出す。

 

それだけでも、明日からの仕事は少し変わるかもしれません。

 

皆さんの現場には、「思い出す日」がありますか?

 

なければ、ひとつくらい、つくってみてもいいのかもしれません。

 

ホスピタリティは、新しい技術を身につけることだけではなく、もともと大切にしていたことを、忘れずに持ち続けることでもあると思うのです。

 

 

 

 

note

 

 

この記事で書いたような、旅やまちの中で感じたこと、観光やホスピタリティについて考えたことは、noteでも少しずつ整理して書いています。

 

無理に答えを出すのではなく、一緒に考えるための視点を残す場所です。
 

もしよければ、のぞいてみてください。

 

▶︎ note「まちと旅を考えるノート」