これまで3回にわたって、「喜んでばかりでは済まない!」という事を綴ってきました。
今回は1回お休みをして、世間的に勘違いされていたり、ここではっきりしておくべきことを整理したいと思います。
結構いるんですよ、学者さんや政治家さんでも勘違いされているかたが。
●新・国立競技場はオリンピックの為ではナイ!
一番勘違いされていますよね。
テレビでもはっきりと間違い情報を流しているのが、この国立競技場。
確かに建て替えはされます。
しかし、
オリンピックの為ではありません。
東京五輪が開かれようが誘致失敗していようが、新しくなります。
それは、そもそも理由が違うのです。
2019年ラグビーワールドカップが日本で開催されます。
そのために、国立競技場は建て替えされます。
オリンピック招致されるよりも以前から、ラグビーワールドカップが開催されることは決まっていました。
お隣の秩父宮ラグビー場と共に、新しくなるのです。
●リニア中央新幹線はまだ微妙な立ち位置
なんとなく2020年までにリニアモーターカーのリニア中央新幹線が開業されると思われています。
経由駅も決まりましたし、品川駅に新しい駅が作られることも発表されました。
しかし残念ながら決定ではありません。
JR東海の山田社長は、「五輪は無理」と明言しています。
と、言いますのも、もともと2027年の開業を目標とされてきました。
新しい交通システムで、現段階でも実験中であるものを線路と駅を含めて7年で実現させることは極めて不可能だと言われています。
そもそも設備の工事だけで10年かかると計算されていますからね。
確実な安心性を提供しなければいけない現場ですので、焦りや無茶だけはしてほしくないですね。
それを考えると、「無理」と言われているものを、無理やり作ってしまうのにも怖さが残ります。
●観光業の経済効果にはマイナスを計算しなくてはいけない
オリンピックによる経済効果は3兆円とも言われています。
専門家や情報機関によっては10兆円とも。
しかし、観光業では、
一人人間が他地域に入ると、一人に対して約2万5千円のコストが発生する
というセオリーが存在します。
「人が来る」
「物を買ってくれる」
「宿泊してくれる」
「観光地へ行ってくれる」
ばかりで計算すれば、そのくらいの数字は出るかもしれません。
ただ、オリンピックと言えど、それは不可能です。
しかも東京ですよ。
老朽化した高速道路、地下街、トンネル。
新しい道路に施設、設備。
そして一人に対しての2万5千円のコスト。
利益として残る部分があるのか、私は逆に心配しています。
今のままでは、ロンドンや北京と同じく、オリンピック赤字が発生してしまいますね。

