うーふへいげん
ウーフ平原

キュリオルト地区及びイフモルトを繋ぐ平原。寒冷な気候で流れている川も氷点下となる。この環境から不思議な成長を遂げた珍しい生物達が暮らしている。
その珍しさから過去には大規模な密猟グループ現れ乱獲する事件もあった。



ニパス
ニパス科


雪が結合して生まれた超自然系生物であり天然記念物。
スルビニアの寒冷な環境でのみ生息する。
温暖な環境では体が溶けて水となってしまう為生きる事はできない。
姿の愛らしさからスパーガスでは人気の集めている生物である。過去にウーフ平原密猟事件があった際、多くのニパスが捕獲された。数日後に密猟グループから生物達の奪還に成功するも、捕獲されたニパスは全て水となってしまっていたため、捕獲は勿論、ペットとして個人で飼うこともスルビニア政府によって固く禁止されている。



ラプター
ラプター科


脚を持った魚類。元々は哺乳類で当時は9本の尻尾を持つと言われた生物でもある。寒冷な気候から元の姿を残しつつ魚類へと退化した珍しい生物。身体中が硬い鱗に覆われながらも元々の体の習性を憶えている個体も存在するらしく、時折川を離れ陸地を歩く個体も稀にいる。そう言った個体はまた新たな進化を遂げる可能性もある。



レプス
ルナ科



スルビニアの寒冷気候でも生き残る為に進化を遂げたルナ。頭部に生えた角が特徴。こちらはオスである。
角は生物に襲われた時の護身用の他に、別のオスとの縄張争いやメスの取り合いの際に使われる。
またふわふわな体毛を蓄えており、これにより恒温動物としての生存率を大きく上げたと言われる。ペットとしても人気が高い。



グレール
ルナ科



レプスのメスの事をグレールと呼ぶ。
メスはオスの角を見て強い遺伝子かどうかを判断すると言う。
野生のメスは特に生物的に見ても稀少で
更にレプスはスルビニアではペットとして人気が高い為かウーフ乱獲事件から時を経た今でも金稼ぎとして捕獲したグレールを強制的に生殖させる行為が横領している。スルビニア政府が警備に当たる外、スパーガス区でも動物保護団体が結成されレプス、及びグレールの保護活動が始まった。
グレールの冷気を帯びた角はレプスと違い硬質で微量に魔力を含む為に角を加工して武器にした過去もある。現在では勿論その行為は違法であり、所持している場合も監獄行きの対象となる。