今回の出張は様々な世界で最も危険な力を持っていた存在。

シアナス
スルビニア軍師



シアナス・ウィダン
戦神オリティウスの子でスルビニアの軍師を務める。闇の結晶を操りイルーナに負のエネルギーをもたらした張本人である。
父、オリティウスを神力炉に幽閉し、その神力エネルギーを無限に搾取した。その結果スルビニアに様々なエネルギーを永久的に与え続け、それらはログラスの住人だけでなく、スルビニア人造モンスターを動かす動力源としても使われた。
またパルルの使者、ブリムをミスルナで暗殺要請し二つの国を仲違いさせる等、軍師としての策略も非道である。

どうしたのですか?父上。まさかこれくらいでバテて貰っては困りますね。スルビニアはまだ父上の力を必要としていますよ。
─シアナス─

ラートン
新世界イルーナ最高神




イルーナ創世の際に神達から傀儡人形として扱われたジェアチェネルの一人。感情と魂を持たない為神からこき使われ棄てられた。やがて感情が生まれると、彼らは神に復讐しようと立ち上がる。
その中でラーアトンは造られた側だったことを疎みアルマスを捕らえ、その力を使って今度は命を造る側になることを企てた。
その後、自ら新世界イルーナの最高神と称し、命を作り上げる。しかし作った命は魂を持たない為ただ動くだけの傀儡人形のような存在となる。

我が名はラーアトン。アルマスの力を取り込み今こそ我がイルーナの神となった。
我に跪け。
─ラーアトン─

ウーベ
邪神




本来の姿は頭部から姿を表している女神。
幾万もの時を生き続け、生きながら身体が朽ちると言う矛盾を抱える。そんな身体についてスピーシアに相談するもウーベル自体の身体が消える事を危惧したスピーシアに拒まれる。混沌としたウーベルト世界を彷徨う中、平行時空に生まれたイルーナと言う世界を見つけ、その世界のあまりの美しさに嫉妬し破壊しようと企んだ。
イルーナの創世の神、アルマスと戦い、その後アルマスを12の欠片へと分裂させる。
アルマス不在の中で人々は恐れだし、ウーベル配下の生物も蔓延るようになりイルーナ全土を恐怖に至らしめた。

醜いか、これが長い間生き続けた姿。
生きながらにして身体死に朽ちると言う矛盾を抱えた存在よ。
─ウーベル─

ゲートキーパー
暴走する女神



スピーシアの副神である二人の女神、ルミアとルポタ。イルーナ人柱の8つの生贄により生まれた姿。
ゲートキーパーは世界に空間を開け、様々な世界へと道を繋ぐ力を持つ。
大神官コーダルはスピーシアの仇を討つべく神々の住む天界へと赴く為にゲートキーパーを呼び覚まそうとした。
だがテロンに悪用された後、自我を失い暴走したまま放置されたゲートキーパーは様々な世界に穴を空け始め、イルーナ壊滅寸前と言う恐ろしい事故へと発展した。

どこへ行ったの?あの人は…。
あの人のいない世界なんて嫌…。嫌よ!…そうだわ、こんな世界消えてしまえば良いのよ!イルーナなんて跡形もなく消え去りなさい! 
─ルポタ─

ヨシュカ
堕神



種神、スピーシアの子息。
元々は暗黒大陸地下深くでコーダルとイグナーツに守られていた球体であったがテロンがゲートキーパーの力を使い、球体をイグナーツごとデンメルングへと運び込んだ。
その後デンメルングの廃れた教会で生誕の儀式を受け、球体から生まれた神の子。
闇の結晶を裏に持つアランの発言により母であるスピーシアがもう居ないことを知る。
そのままアランの口車に乗せられその怨みを晴らす想いに共鳴して闇の結晶に取り込まれた。
やがてデンメルングに小さな自分だけの世界を作りだし、世界の均衡が崩れデンメルングは破滅の危機に瀕した。
怨み、怒り、悲しみ、憎悪、孤独。様々な負の感情を抱きおぞましい姿へと変貌する。
こうしてヨシュカは堕神となった。

いやだ…。そうやってまたヨシュカに嘘つくんでしょ。許さない…。
─ヨシュカ─