KTA-22…
リステンが考案した兵器の22度目の制作によって完成した最新兵器。まだ試作未実験段階だがリステンは成功すると確信していた。
だが実験の前日、窃盗団にこの兵器を奪われ、リステンも命を落とす事となった。


アステア連邦国



次の日の朝、連絡を受け急いでグレンガーは研究施
設へ訪れた。研究室は無惨にも荒らされ、リステンは床に横たわり、金庫が破られ最新兵器も無くなっていた。

兵器は国家機密。なんとしてでも見つけ出さなければならなかった。万が一、兵器が使われてしまえば更に事態は悪化する。

監視カメラからの映像と音声で集団のを特定する事に成功。

兵器を奪ったのはアステア連邦国の人間だった。



アステア連邦国、それは東洋に位置する元々一つの国が統治した4つの島からなる小さな島国だった。
今から百年前の第三次世界大戦では武器を持っていないために無抵抗に他の国に侵攻される。その後領地の半分が植民地となり、国名も改名し今に至る。
現在は元から住んでいた人種と後から攻めてきた人種が上下関係もなく、共同で生活している。

少し前にルシアノ国と戦争を行っており、その時に
両国に核爆弾を投下し終戦させた国である。


グレンガーはこう言った。
「アステアへの物資の供給は取り止めだ。
侵入したアステア人の居場所特定次第、その地に核爆弾を投下する。既に使用されている可能性が高い。兵器奪還は諦め、そのまま爆撃で破壊し兵器の存在を世界から隠蔽させる。」

と。
その瞬間、部屋中に重い空気が漂った。