リステン・アグマルド…
グレンガーにより雇われた学者。生物学、電子工学共に優れ、人知を越えた頭脳を持つ。
リステン自身もグレンガーを推挙しており、忠誠心を持ち研究に取り組む。
研究の果てに
それからと言う物リステンは苦心して人体兵器の開発を挑んだ。しかし結果は失敗に終わる。
失敗に失敗を重ね、リステンは一つの案を思い付いた。それは宿主の意志により成長を遂げるという物。移植直後は兵器発動と共に勿論激しい痛みを伴うだろうが基本的には何も起こらない。
宿主の意思により初めて起動するのだ。
その内容で造られた試作兵器がようやく完成した。
だが実験を行おうにも一つ問題があった。元々素体には意志が無い。そのため移植したとしても兵器が成長しない。これでは成功したとしても分からないのだ。
実験を行うには素体ではなく、やはり本当の人間でなければならない。だが例え本当の人間を使用したとしても、何かしらの強い意志が無ければ兵器として動く事はない。
一先ずリステンは明日提出の兵器開発の資料を書き留め、兵器の実験は保留とし、兵器を保管した後に今後は移植に最適な子供を探す事を目標とした。
だがその夜の事、
「ここか?例の兵器を作っているのは。」
「そうだ。潜入した仲間がそう言っている。今は警報装置も切り、研究室から近い窓も一つ開けてある。そこから入るぞ。」
研究施設に何者かが集団で入り込む。窃盗団だ。
リステン考案の試作兵器を狙っているらしい。
「ここが研究室か…」
「な、何だこれは…まさか人間を培養しているのか…?」
「実験用に造られた人間か。気味悪い、今にも目を開けそうだな…、くまなく探せ。何処かに兵器の隠し場所があるはすだ。」
「見つけたぞ。おそらくこの金庫の中だ。」
「これか、パスワード式だな。ハッキング出来るか?」
「任せろ。このタイプなら3分もあれば充分だ。」
「分かった。ならその間に他の者は研究資料を集めろ」
「了解。」
「よし、金庫が開いたぞ。」
「よくやった。」
金庫の中には確かに兵器であろう金属の奇妙な物体が入っていた。
だがそこへ不幸にもリステンがやってきた。
「!?おい!何だ!お前達は!」
「まずい!気付かれたぞ!」
リステンは空かさず胸から護身用の銃を窃盗団に向け、それを見て窃盗団は物陰に隠れた。
リステンも物陰に隠れ、銃撃戦が始まった。
研究室で銃声が鳴り響く。
だがリステンだけで窃盗団4人の相手をするのは無理である。
リステンの抵抗も虚しく、銃で撃たれ横たわった。
「すまないな…。行こう。」
時期銃声を聞いた警備員が来るだろう。
窃盗団は兵器を奪い施設から逃走した。