第四次世界大戦…第三次世界大戦の百年後、現在より約50年前に開戦した。
急発展の産業開発で世界的に資源が枯渇、数少ない資源を巡って各地で戦争が行われる。
それに伴い敗国は潰え領土は勝国の物となる事が多かった。
正義のはじまり
彼の名はグレンガー。
グレンガー・アンジェスト60歳。ゴルボルーニュ共和国の大統領である。
この名前を聞いて知らない人はいないだろう。
彼の事を話すならば、
時は第四次世界大戦にまで遡る。裕福な生活と英才教育を受けて育っていた当時10歳だったグレンガーは町が戦争に巻き込まれ、母や妹を失った。
父は軍人であり戦場に赴いた際、そのまま戦死する事になる。
一族の中で残されたのはグレンガーただ一人となった。
戦争は全てを奪いただ1人となり心は怒りと悲しみに満ちた。
貧困生活を強いられ、死体を漁り、金品や食糧になる物を持っていないか探しては、街を歩いていた。
やがて敵国が降伏し戦争が終わると
少しずつボルゴルーニュは活気を取り戻した。
それから10年後、グレンガーは日々図書館で勉強していた。
何故戦争が起こるのかについて。
歴史に残る古い戦争から自分の経験した第四次まで。
領土争いなど理由は様々だが、一つ共通するものがあった。それは「皆が平和を求めるから」
彼がそれを知った時、それは衝撃的であり矛盾していた。平和を求めるのに何故国同士で戦争が始まるのか。そんな曖昧な理由で戦争が始まり、何故家族を失われなければならなかったのか。
「戦争で平和が生まれるのならば、終戦へ導くのは正義である。」
そう。彼の名言はここで生まれたのである。
これは平和を求める為に戦争が始まったのならば、その戦争を終わらすにはその上位に当たる「正義」が必要である。と言う意味である。
そしてグレンガーは政治家への道を歩む事となる。
そう。全てはこの国を、いや、世界の考えを変える為だった。