主な収録筐体
CytusⅡ

主人公
CODENAME:BULIED

作者評価

作者コメント

この戦闘機を操るサバイバルゲームも知名度をあげ今では多くの人達が楽しむ物となった。
様々な奴がいる中、突如としてとんでもねぇ奴が現れた。
そう。その名はCODENAME:GAMMA

ZEROの続編で以前合作した鳩サブレ様と再び書きました。(長すぎるので前半と後半に分けました(笑)




CODENAME:GAMMA戦場の支配者

DITvs鳩サブレ



ZEROとの戦いからしばらく経った頃。

この戦闘機を操るサバイバルゲームも知名度をあげ今では多くの人達が楽しむ物となった。
また、現在チーム編成はランダムに決まるのではなく、手続きを済ませれば、決まった仲間だけでチームを固定する事も出来る。

相変わらず、古参である俺達に勝る者は滅多にいない。いくらZEROに負けたからといって俺の強さが下がるなんて事はありえない。俺はその後の戦いの中で改めて自分の強さを理解していた。

だが俺には未だに分からない事がある。それはCODE NAME:ZEROの正体。俺はあいつに負けてから1位の座を奪われたがまだ素顔を声も一度も聞いたことが無い。話しかけてみたさもあるがZEROのやつは神出鬼没でゲーム自体にも滅多に現れる事が無い。だから皆からは俺が1位と言っているが、どうも納得が行かない。ZEROのやつを倒さない限り俺は自らを1位と名乗ることが出来ない。そう思っている。

そんな中、また無名のチームがランキング上位にのし上がってきたと話題になっていた。

その名は
CODE NAME:”GAMMA”

確かに見たこと無いコードネームだ。そして今回そのGAMMAのチームの相手は…

まさか、あいつは…。俺は思わず目を見開いた。あのオレンジのジャケットとヘルメット。更に俺の相棒を撃破した機体を担いでいる。間違い無い。ZEROだ。

生憎、今回俺は観戦しにきただけで戦うつもりは無かった。BURIEDも今は自宅にある。

だが久々にZEROを見ることができるとはな。
ZEROとGAMMAの戦いか。

気になるGAMMAの機体はどれだ?俺は、待機場所で最終チェックを行うGAMMAのチームに目を向ける。

「…は!?まさかあいつSAMで戦うのか!?いや、GAMMAのチーム全部SAMじゃねぇか!!」

SAMは地上に完全固定され地上から戦闘機を狙うものだ。つまり砲台系の事。だが機動力がなく、更に戦闘機からすれば動かない標的ほど恰好な餌などない。
だから誰もが不動を恐れ空を飛びたがる。機動力の優れた飛行機を選び、SAMや戦車で戦うやつは滅多にいない。いたとしてもチームで囮や挑発要員で1人いるくらいだ。
なのにあろう事かGAMMAのチームは全員SAMだった。
唯一メリットと言えば地上で攻撃の反動を抑えられる点だ。戦闘機の場合攻撃を打った瞬間その衝撃で機体が揺らぎ飛行中にバランスが崩れる事も少なくない。
しかしSAMは地上の為衝撃なんて関係ない。だから心起きなく強力な攻撃を発する事が出来るのだ。
しかしいくら何でもこのチーム編成は限度がある。これで本当にランキング上位まで上って来れたというのか?とにかく、GAMMAの戦いを見ないことには全く分からない。

戦闘が開始した。


──支配してやる───

合図と同時に謎の低い声が戦場に響いた。
なんだ今の声は…。あのGAMMAの機体から聞こえたぞ…?マイクでも付いているんだろうが、俺にはまるで意志を持ちGAMMAの機体自体が発したようにも窺えた。

いざ戦闘が開始するとやはりGAMMAの方が劣勢。
それもそのはずだ。全部砲台で機動性のある飛行機に挑むのがそもそも間違っているんだ。
更にZEROは俺を倒した奴だ。そんな奴に勝てる訳が無い。

この時、俺は気付いた。護衛機達は攻撃をしているものの、チームリーダーであるGAMMAがまだ一度も攻撃をしていない。一体何を企んでいる?

数分後、GAMMAのチームの陣形はほぼ壊滅状態。あとGAMMAと残り他の数台しか残っていない。
だが何故だ?奴からは余裕をかましてる様にも見える。それに、ZEROの奴も余裕のある表情を見せているとはいえない。まるで何かを警戒しているような──

その時、俺は聞こえた、GAMMAが何かを「貯めている」音が。

すると地上でGAMMAの機体が突然笑い出す。その低い笑い声は、戦場を怪しく包む。


その瞬間、砲台GAMMAからものすごい音を立てて、黄色い光線が発されたではないか!それは空全面を覆うかの様な勢いだ!


突然の範囲攻撃にZEROのチームは混乱状態。
我を失いながら飛んだ機体は光線に当たらずともGAMMA以外の砲台の餌食となる。


「まさか…嘘だろう…。」
途端にZEROのチームは壊滅状態。
奴はこの劣勢を一気に逆転させやがった!

「こんなのって、有りかよ…」
この攻撃に流石のZEROも後翼を被弾した。

ZEROのチームはすぐさま白旗を上げ撤退しこの試合はGAMMAが勝利を収めた。


こんなやつが参戦するなんて…。これがあいつの言っている「支配」なのか?俺は、未だに目の前で被弾したZEROの機体が目に焼き付いて離れない。

にしてもGAMMAの奴等、やり過ぎだろ!
あの光線の破壊力は直に当たった戦闘機を跡形もなく焼き払い、落ちて来るのは戦闘機ではなく、ガラクタや無惨な鉄の塊のみ。
他の砲台のやつは確実に機体中央を狙い、エンジン損傷させ内部爆発を狙っていた。
更に墜落している機体に関しては追い撃ちをかけるかのように攻撃し墜落する前に破壊する。

こいつらは試合を楽しむ奴等じゃない!戦闘機達を破壊することを楽しむ奴等だ!

まるで飛行戦闘機に対して恨みでもあるのか?そんな復讐に満ちた戦い方をしていた。

俺は、このゲームを本気でプレイしている。だが、俺は一度だって機体に修復不可能な程のダメージを与えたことはない。それは、その機体それぞれに持ち主がいて、一人一人が機体を相棒として見ており、それらを大事にしているからだ。

俺の中でGAMMAに対する熱い思いが湧き出てきた。あいつに分からせてやらなければ…!



続く