さうぐしつげん
サウグ湿原
ロココ平野を抜けた先にはジメジメとした湿原が広がる。
地盤が弛んでおり深い泥濘に入れば足を掬われ抜け出すにも一苦労なのでなるべく陸地を歩くように呼び掛けられている。
ピルツ
ピルツ科
湿原に群生するピルツ。
ミュケースとは別にこちらは無毒。
食用になり旨いが青い身体は調理したとしても色素が広まる。煮た場合はだし汁が美味なのだが料理が青く仕上がる為、一見すると食欲が湧かなくなる事が多い。だが地元ロココのみで稀に食べられる。
コカトリス
コカトリス科
大きな鳥類で、小動物などを啄んで捕食する。サウグ湿原には古くから分布しており、ここを縄張りとしている。
ここにはピルツやブロッシュなどの捕食対象になるものが多く存在する為、何年もの間、移動する事なくここを住処としたのだろう。この地で繁殖し続けた事から個体数は年々増加している。
モルブロッシュ
ブロッシュ科
ブロッシュの一種。紫色に染まっているのが特徴。彼らは地域によって姿を変えており、それは水質に適したものや上手く擬態しているのではないかと考えられている。モルブロッシュはコカトリスに見つからないよう擬態した姿といわれる。
また食用になるが肉はあまり旨い訳ではない。
しかし滋養強壮効果があるため精肉された後、梱包されロココだけでなく、首都にも届けられる。
ねじむしつげん
ネジム湿原
ネジムはサウグに比べて地盤は硬く、泥濘も少なく、浅い為比較的安全である。
だがこの湿原には地中に含まれる鉱石や金属が溶け出しており、それが原因で水質が変わった為、一部の生物達に異変が見られる。
キジムー
キジムー科
キジムーの中でも花を生やさないキジムー。
他のキジムーに比べ常に水辺に住むので本体である根が柔らかいのが特徴。
根が柔らかい為動きが速い。
またこのキジムーの葉は食物繊維を多く含み栄養もあるので
ロココではよく食べられている食材である。
バニラブロッシュ
ブロッシュ科
ブロッシュの中でも一廻り体が小さく白いのが特徴。目立つ色で天敵から襲われやすいがこの色の原因はネジムの水質によるものと言われている。
ブロッシュの水質による突然変異の一種。ネジムには天敵も多く存在する為個体数はあまり多くない。
ピエニー
テウス科
水を離れ空中を泳ぎ出した魚類。
テウス属の中では一廻り小さい。
桃色の羽根を持ち飛び回るのが特徴。
昔、異国の旅人がピエニーを仕留め、体を解体し赤い身を生のまま食べた事から刺身と呼ばれる食べ方が広まった。
ロカ
ロカ科
4足歩行で甲羅に背負っているのが特徴。
獰猛な性格であるが動きは鈍い。ロカ科の生物は石や鉱石を主食とする為、
甲羅から摂取した鉱石の成分が結晶となり生えている。
この結晶からこの地域には何の鉱石が含まれているのか調べることも出来る。
また純粋な鉱石を簡単に手に入れられる事から人間から捕獲対象となっている。しかしその獰猛さゆえに個体数はそれほど減っていないようだ。
ミウィ
ミウィ科
水辺に住む全身真っ黒の姿が特徴の両生類。
水中の魚などを水ごと口に含み捕食する。体は常に滑りがありこれで水の抵抗を大きく抑え泳ぐ事が出来る。両生類でありながらも平均寿命が20年と意外にも長生きで
、天敵もなく性格は穏やか。環境が良ければ更に長く生きることが出来る。
ネジムのヌシ
ミウィ科
これと言った天敵もなく環境も適しており、何年もの間ミウィが大きく成長した姿。
ここまで大きい個体を見つけられる可能性は滅多に無い。
途轍もない大きさの黒い物体に「あれはネジムのヌシだ!」と言って驚き騒いだ人間がいたのでこう呼ばれる様になる。だが生物学的にはミウィなので
別の地域ではそのままミウィと呼ばれる。ネジムのヌシと呼ぶのはロココ周辺だけだろう。








