Deemo 番外編
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いいねしてくれた人の画像欄覗いて素敵絵のイメージでSS書いていいですか
より
このタグは醤油以来の更新ですね(笑)
今回はネタ要素含まず。
素敵なイラストを描かれました
北谷最華様ありがとうございます。
※このイラストは北谷最華様から許可を得て掲載させて頂いております。著作権は北谷最華様より依存します。

illustration 北谷最華 様
Kimi ga Nokoshita Sekai de
もう何も思い残す事は無いのだろう。少しずつ彼は消えていく…。完全に消えるまでの間、彼は最後まで笑っていた。
「ありがとう…。お兄ちゃん…。」
少女は涙を溢しながらも消えて行く兄の姿を最後まで見届け天窓へ向かった。
生死の狭間であり彼の想いで作られたこの世界はゆっくりと崩壊していく。
アリスは生きるために天窓へ向かい
兄は静かに消えていった。
そしてこの世界にたった独り残された仮面の少女。
「全く…。大袈裟ね…。一体どこのゲームの主人公のつもりなの?いや、私も最初こんな感じだったわね…。で…私はこの後どうなるの?」
崩れる世界にたった独り残された仮面の少女。
実は彼女は今までの出来事は全て知っていた。
Deemoの正体。樹の成長過程。そして外の世界。
何故なら仮面の少女はここに落ちて来る前に少女と全く同じ存在であり全く同じ経験をしていたからだ。
だから今までの展開は全て分かっていた。
しかし今この崩れる世界に残されている現状。
ここから先は流石の彼女にも分からなかった。
天窓はまだ閉じずに辛うじて開いている。
仮面の少女は天窓へ向けて手を差し伸べた。
いや、届くはずなんてない。
それに彼女は天窓へと向かう資格もない。
ただこの崩壊する世界に取り残されこの世界と一緒に己の崩壊を待つしかないのだ。
「私はもう主役じゃない。主役の私は今頃目を覚ましベッドから起き上がってる頃ね…。」
さっきまでDeemoが弾いていたピアノも音を立ててひび割れし砕けて欠片となりこの闇に落ちて行った。
彼女は主役のアリスを妨げる為に生まれてきた存在。彼女自身がそうだったように。そしてそれがDeemoに逢いたいと願った代償。だからこそ今彼女はもう要らない存在なのだ。
そんな事は一番彼女が分かっていた。仮面を被りアリスが天窓から落ちてきたのを見た瞬間から。
ここまで来て初めて彼女は涙を流し始めた。やはり彼女も寂しかったのだろう。だとすればアリス以上に。
「こうなる前にあと一度でも…。お兄ちゃんに…。優しく抱きしめて欲しかった…。」
彼女がそう言った瞬間残された足場がぐらついた。
その時手に持っていた白い仮面を闇に落としてしまう。
いや、今更仮面なんてもう要らない…。
私はもう先は長くないのだから…。
「アリス…。あなたは誰かに囁かれてもこの仮面を被らないでね…Deemoに逢いたくなっても…。もうこの世界に戻って来ないでね…。」
その言葉は今までの彼女の喋り方ではなくアリスのような喋り方だった。
そう言った瞬間更に残された足場がぐらついた。
「アリス…。今までごめんね…。あなたは…。Deemoの為にも…お兄ちゃんの為にも…。未来を生きてね…。」
彼女がそう言った瞬間。遂に足場が崩れ落ち彼女は虚空の闇に落ちてしまう。
うん…これで良いんだ。これで良かったんだ…。
───ありがとう…。さようなら…。Deemo…。アリス…───
~~
読んで下さってありがとうございます。また書かせて頂いてありがとうございます。
イラストが素晴らしすぎます。元画よりも
(笑)
君が残した世界が崩れていく中一人残された仮面さん。その短い時間の間に何を想うのか。
それは自分の本当の想い。なんだと思います。もしかしたら音芸神話みたいになってしまったかな?でも今回は曲意識よりイラスト意識で書いてます(笑)
北谷最華様素敵なイラストをありがとうごさいます!
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今回はネタ要素含まず。
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※このイラストは北谷最華様から許可を得て掲載させて頂いております。著作権は北谷最華様より依存します。

illustration 北谷最華 様
Kimi ga Nokoshita Sekai de
もう何も思い残す事は無いのだろう。少しずつ彼は消えていく…。完全に消えるまでの間、彼は最後まで笑っていた。
「ありがとう…。お兄ちゃん…。」
少女は涙を溢しながらも消えて行く兄の姿を最後まで見届け天窓へ向かった。
生死の狭間であり彼の想いで作られたこの世界はゆっくりと崩壊していく。
アリスは生きるために天窓へ向かい
兄は静かに消えていった。
そしてこの世界にたった独り残された仮面の少女。
「全く…。大袈裟ね…。一体どこのゲームの主人公のつもりなの?いや、私も最初こんな感じだったわね…。で…私はこの後どうなるの?」
崩れる世界にたった独り残された仮面の少女。
実は彼女は今までの出来事は全て知っていた。
Deemoの正体。樹の成長過程。そして外の世界。
何故なら仮面の少女はここに落ちて来る前に少女と全く同じ存在であり全く同じ経験をしていたからだ。
だから今までの展開は全て分かっていた。
しかし今この崩れる世界に残されている現状。
ここから先は流石の彼女にも分からなかった。
天窓はまだ閉じずに辛うじて開いている。
仮面の少女は天窓へ向けて手を差し伸べた。
いや、届くはずなんてない。
それに彼女は天窓へと向かう資格もない。
ただこの崩壊する世界に取り残されこの世界と一緒に己の崩壊を待つしかないのだ。
「私はもう主役じゃない。主役の私は今頃目を覚ましベッドから起き上がってる頃ね…。」
さっきまでDeemoが弾いていたピアノも音を立ててひび割れし砕けて欠片となりこの闇に落ちて行った。
彼女は主役のアリスを妨げる為に生まれてきた存在。彼女自身がそうだったように。そしてそれがDeemoに逢いたいと願った代償。だからこそ今彼女はもう要らない存在なのだ。
そんな事は一番彼女が分かっていた。仮面を被りアリスが天窓から落ちてきたのを見た瞬間から。
ここまで来て初めて彼女は涙を流し始めた。やはり彼女も寂しかったのだろう。だとすればアリス以上に。
「こうなる前にあと一度でも…。お兄ちゃんに…。優しく抱きしめて欲しかった…。」
彼女がそう言った瞬間残された足場がぐらついた。
その時手に持っていた白い仮面を闇に落としてしまう。
いや、今更仮面なんてもう要らない…。
私はもう先は長くないのだから…。
「アリス…。あなたは誰かに囁かれてもこの仮面を被らないでね…Deemoに逢いたくなっても…。もうこの世界に戻って来ないでね…。」
その言葉は今までの彼女の喋り方ではなくアリスのような喋り方だった。
そう言った瞬間更に残された足場がぐらついた。
「アリス…。今までごめんね…。あなたは…。Deemoの為にも…お兄ちゃんの為にも…。未来を生きてね…。」
彼女がそう言った瞬間。遂に足場が崩れ落ち彼女は虚空の闇に落ちてしまう。
うん…これで良いんだ。これで良かったんだ…。
───ありがとう…。さようなら…。Deemo…。アリス…───
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イラストが素晴らしすぎます。元画よりも
(笑)
君が残した世界が崩れていく中一人残された仮面さん。その短い時間の間に何を想うのか。
それは自分の本当の想い。なんだと思います。もしかしたら音芸神話みたいになってしまったかな?でも今回は曲意識よりイラスト意識で書いてます(笑)
北谷最華様素敵なイラストをありがとうごさいます!