Deemo番外編
ネタバレ&キャラ崩壊注意
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ふぁぼした人のイラストから小説を書く
より
まず、Deemoファン及びDeemoキャラファンの皆様大変申し訳ありません。この話はキャラ崩壊要素を含みます。
まさか自分がこんな物を書いてしまうとは…。しかもDeemoのキャラ達で(笑)
思いのほか長くなってしまったのでこちらに掲載させて頂きました。
この話の元となったイラストを描かれた柚子妃ぴよ様に感謝いたします。
朝日が街を黄金色に染める静かな朝。その時間、僕はいつもよりも早く起き身支度を済ませる。白いカッターシャツにネクタイ。
10月1日。今日は待ちに待ったピアノのコンサートだ。僕はこの日の為にこの曲を練習してきた。今ここにある楽譜。これがそうだ。
でもやはり舞台に立つと緊張してしまう。沢山の人達が僕の演奏する曲を聴きに来ているのだ。これで緊張しない訳がない。
だからコンサートが始まる前。僕は毎朝コーヒーを飲んでいる。これは毎年の事。朝コーヒーを飲むとカフェインか何かは分からないが目と頭を覚ましてくれる。そして演奏も上手くいく。そんな気がするんだ。
「…あれ?コーヒーが見当たらない…。何処だろう?もうパックのやつ全部使い切っちゃったかな?
困ったなぁ…。
あ、そう言えば昨日アリスが買ってきてくれたような…。あれはどこにあるかな?」
僕はそう思いながら冷蔵庫を探した。
あった!
それはボトルに入った市販のコーヒー。
コーヒーにしては不思議な形をした入れ物に入っている。こんなの見たことがない。アリスはどこで買ったのだろう…?
でもコンサートが近いこと。それにコーヒーが無いことに気付いて買って来てくれるなんて流石僕の妹だ
。
僕はそう思いながらコーヒーをカップに注いだ。
「お兄ちゃん、おはよ…。」
「おはよう。アリス。
今日のコンサートだけど僕はリハーサルで先に行ってるからアリスは一人で来れるかい?」
「うん去年と同じ所だよね?大丈夫だよ。(あ、今日お兄ちゃんのコンサートだったの忘れてた…。コーヒー買ってない…。)」
「そうそう。昨日コーヒー買ってきてくれてありがとう。」
「え?うん…。(買ってきて無いんだけどどうしてここにコーヒーがあるのかしら?)」
「でもあれどこで買ったの?見たことのない入れ物に入ってたけど」
「(見たことない入れ物?あ!もしかしてそれ!)あ!お兄ちゃん!」
「ん?どうしたアリス?」
僕は尋ねた後、コーヒーをぐいっと口に注ぎ込んだ。
「お兄ちゃんそれ醤油だよ!」
「━━━━━━!!! 」

僕は強烈な塩気と酸味の混ざったかのような味に思わず噴き出してしまった…。それは今まで飲んだコーヒーの中で一番コーヒーと思えないほど期待を裏切る味だった。
「だ…大丈夫?お兄ちゃん…(笑いこらえてる)」
「ア…リ…ス…もしかして…コーヒーと醤油…。買い間違えた…?」
「いや、そんな間違いする人いないと思うよ?お兄ちゃんこそどうしてコーヒーと醤油間違えるの?」
「冷蔵庫に入ってたから…。」
「お兄ちゃん、その理屈はおかしいでしょ?もう、朝から何やってるのよ。しっかりしてよ…。」
「しまった!シャツに醤油が付いちゃった!ネクタイも!」
「それ昨日クリーニングから持って帰ってきたやつなのに…。お兄ちゃんったらだらしないわね…。」
「うわっもうこんな時間!アリスごめん!この醤油拭いといてくれ!よろしく!」
「あ、お兄ちゃん!」
ガチャ。
「行っちゃった。あのシャツ大丈夫かな?」
~コンサートホール~
「ハンスさん。おはようございます。」
「おはようございますスナフさん。」
「…?そのカッターシャツ凄く汚れてますね…。何かあったのですか?」
「え?あ、これ……。えっと…。今回弾く『黒と白の共演』って曲に合わせてみたんです。(今朝コーヒーと醤油間違えたなんて言えるわけがない。)」
「そうだったのですね。(いや。絶対違うでしょ、それ…。黒というより茶色だし…。)」
リハーサルも無事終わり
コンサートが始まった。時間がなくて結局コーヒーは飲めなかったしそれにこの醤油の付いたシャツも着替える事も出来なかった。いや、もうシャツを聞かれたら今回の曲に合わせたと言う事にした。
そう。僕はこの姿で弾かなければならないのだ。
前の人の演奏が終わり続いて僕の演奏が始まる。
ピアノ協奏曲第5番ニ長調~黒と白の共演~
この曲は大きな樹が聳え立つ幻想世界で黒い服を着た男の人と白い服を着た女の子がピアノを弾いたり読書して楽しんだりしている景色をイメージして作曲されたもの。
でも誰が作曲したものなのかは明らかになっていない。
黒鍵が男の人、白鍵が女の子と言ったところだろう。
共演の名に相応しく楽譜には黒鍵と白鍵が入り乱れるかのように並び逆に全音ばかりの長調地帯、半音ばかりの短調地帯。それが演奏者の指先と精神を狂わせる。プロのピアニストでも難易度の高い楽曲の一つである。
しかし難しいからと言って失敗は許されない。難しいと分かって僕はこの曲を弾くと決めたのだ。
何百人何千人と見ている中で失敗なんて出来るわけがない。そしてその見ている人の中にはアリスだっているのだから。
僕はピアノの前に座り両手を鍵盤に添えた。
そして弾き始める。
これはなんだ?
この感覚はいつもと違う…。コーヒーを飲んでいないのにも関わらず目も頭も、いや、いつもよりも身体全身が醒めていた
何故だろう?
もしかして…。今朝間違えて飲んだ醤油のおかげなのか!?
きっとそうだ!だからいつもよりも指がいつもより滑らかに動いているんだ!
難しかった運指が今日は楽に取れる。
僕は不思議な感覚に囚われただ無意識に弾き続けた。こんな事今までにあっただろうか?
ふと気がつくと醤油に取り憑かれたかのように弾いていた演奏は終わり観客から盛大な拍手がステージを包んだ。
凄い…。こんな気分初めてだ…。
醤油にこれほどの効果がありこれほど凄いものだと一体誰が気付いただろう…。
醤油によって生み出された不思議な感覚に囚われたコンサートは無事終了。
閉演して今の時間は午後4時。
アリスを探して一緒に帰ろう。
「さて、アリスはどこにいるかな?あれ?見当たらないな…。今どこにいるんだろう…。」
一方アリスは
「…すー…すー…。
あ!いけない!二度寝しちゃった!今何時!?
え?4時…。もうコンサート終わっちゃってる…。どうしよう…。」
~~~~
わざわざ読んで下さってありがとうございます。
あのイラストからここまで書けるとは思わなかった(笑)
実際の所醤油をそのまま飲んで(というより半分以上噴き出して)コーヒー以上に目も頭も冴えるのか不明なのですが少なくとも朝コーヒーと間違えて飲んだ瞬間目は覚めたでしょうね…(笑)
Deemoに出てくるキャラは…もっと美しくて優しくて…。手で触れると音を立てて砕けてしまいそうなほど綺麗なイメージがあったのにそのイメージを自らの手で崩壊させてしまったような気がします(笑)
またこれとは別に私はDeemoの曲やその他音ゲーの曲からもお話を書いておりますので良かったらそちらもよろしくお願いします。
最後にこの話の元となったイラストを掲載しておきます。
この度は書かせていただき本当にありがとうございました。
この画像、及び本編序盤に掲載した画像は制作者柚子妃ぴよ様より許可を得てこちらに掲載しております。

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ふぁぼした人のイラストから小説を書く
より
まず、Deemoファン及びDeemoキャラファンの皆様大変申し訳ありません。この話はキャラ崩壊要素を含みます。
まさか自分がこんな物を書いてしまうとは…。しかもDeemoのキャラ達で(笑)
思いのほか長くなってしまったのでこちらに掲載させて頂きました。
この話の元となったイラストを描かれた柚子妃ぴよ様に感謝いたします。
Hans醤油事件 (DIT wrote and idea of 柚子妃ぴよ)
朝日が街を黄金色に染める静かな朝。その時間、僕はいつもよりも早く起き身支度を済ませる。白いカッターシャツにネクタイ。
10月1日。今日は待ちに待ったピアノのコンサートだ。僕はこの日の為にこの曲を練習してきた。今ここにある楽譜。これがそうだ。
でもやはり舞台に立つと緊張してしまう。沢山の人達が僕の演奏する曲を聴きに来ているのだ。これで緊張しない訳がない。
だからコンサートが始まる前。僕は毎朝コーヒーを飲んでいる。これは毎年の事。朝コーヒーを飲むとカフェインか何かは分からないが目と頭を覚ましてくれる。そして演奏も上手くいく。そんな気がするんだ。
「…あれ?コーヒーが見当たらない…。何処だろう?もうパックのやつ全部使い切っちゃったかな?
困ったなぁ…。
あ、そう言えば昨日アリスが買ってきてくれたような…。あれはどこにあるかな?」
僕はそう思いながら冷蔵庫を探した。
あった!
それはボトルに入った市販のコーヒー。
コーヒーにしては不思議な形をした入れ物に入っている。こんなの見たことがない。アリスはどこで買ったのだろう…?
でもコンサートが近いこと。それにコーヒーが無いことに気付いて買って来てくれるなんて流石僕の妹だ
。
僕はそう思いながらコーヒーをカップに注いだ。
「お兄ちゃん、おはよ…。」
「おはよう。アリス。
今日のコンサートだけど僕はリハーサルで先に行ってるからアリスは一人で来れるかい?」
「うん去年と同じ所だよね?大丈夫だよ。(あ、今日お兄ちゃんのコンサートだったの忘れてた…。コーヒー買ってない…。)」
「そうそう。昨日コーヒー買ってきてくれてありがとう。」
「え?うん…。(買ってきて無いんだけどどうしてここにコーヒーがあるのかしら?)」
「でもあれどこで買ったの?見たことのない入れ物に入ってたけど」
「(見たことない入れ物?あ!もしかしてそれ!)あ!お兄ちゃん!」
「ん?どうしたアリス?」
僕は尋ねた後、コーヒーをぐいっと口に注ぎ込んだ。
「お兄ちゃんそれ醤油だよ!」
「━━━━━━!!! 」

僕は強烈な塩気と酸味の混ざったかのような味に思わず噴き出してしまった…。それは今まで飲んだコーヒーの中で一番コーヒーと思えないほど期待を裏切る味だった。
「だ…大丈夫?お兄ちゃん…(笑いこらえてる)」
「ア…リ…ス…もしかして…コーヒーと醤油…。買い間違えた…?」
「いや、そんな間違いする人いないと思うよ?お兄ちゃんこそどうしてコーヒーと醤油間違えるの?」
「冷蔵庫に入ってたから…。」
「お兄ちゃん、その理屈はおかしいでしょ?もう、朝から何やってるのよ。しっかりしてよ…。」
「しまった!シャツに醤油が付いちゃった!ネクタイも!」
「それ昨日クリーニングから持って帰ってきたやつなのに…。お兄ちゃんったらだらしないわね…。」
「うわっもうこんな時間!アリスごめん!この醤油拭いといてくれ!よろしく!」
「あ、お兄ちゃん!」
ガチャ。
「行っちゃった。あのシャツ大丈夫かな?」
~コンサートホール~
「ハンスさん。おはようございます。」
「おはようございますスナフさん。」
「…?そのカッターシャツ凄く汚れてますね…。何かあったのですか?」
「え?あ、これ……。えっと…。今回弾く『黒と白の共演』って曲に合わせてみたんです。(今朝コーヒーと醤油間違えたなんて言えるわけがない。)」
「そうだったのですね。(いや。絶対違うでしょ、それ…。黒というより茶色だし…。)」
リハーサルも無事終わり
コンサートが始まった。時間がなくて結局コーヒーは飲めなかったしそれにこの醤油の付いたシャツも着替える事も出来なかった。いや、もうシャツを聞かれたら今回の曲に合わせたと言う事にした。
そう。僕はこの姿で弾かなければならないのだ。
前の人の演奏が終わり続いて僕の演奏が始まる。
ピアノ協奏曲第5番ニ長調~黒と白の共演~
この曲は大きな樹が聳え立つ幻想世界で黒い服を着た男の人と白い服を着た女の子がピアノを弾いたり読書して楽しんだりしている景色をイメージして作曲されたもの。
でも誰が作曲したものなのかは明らかになっていない。
黒鍵が男の人、白鍵が女の子と言ったところだろう。
共演の名に相応しく楽譜には黒鍵と白鍵が入り乱れるかのように並び逆に全音ばかりの長調地帯、半音ばかりの短調地帯。それが演奏者の指先と精神を狂わせる。プロのピアニストでも難易度の高い楽曲の一つである。
しかし難しいからと言って失敗は許されない。難しいと分かって僕はこの曲を弾くと決めたのだ。
何百人何千人と見ている中で失敗なんて出来るわけがない。そしてその見ている人の中にはアリスだっているのだから。
僕はピアノの前に座り両手を鍵盤に添えた。
そして弾き始める。
これはなんだ?
この感覚はいつもと違う…。コーヒーを飲んでいないのにも関わらず目も頭も、いや、いつもよりも身体全身が醒めていた
何故だろう?
もしかして…。今朝間違えて飲んだ醤油のおかげなのか!?
きっとそうだ!だからいつもよりも指がいつもより滑らかに動いているんだ!
難しかった運指が今日は楽に取れる。
僕は不思議な感覚に囚われただ無意識に弾き続けた。こんな事今までにあっただろうか?
ふと気がつくと醤油に取り憑かれたかのように弾いていた演奏は終わり観客から盛大な拍手がステージを包んだ。
凄い…。こんな気分初めてだ…。
醤油にこれほどの効果がありこれほど凄いものだと一体誰が気付いただろう…。
醤油によって生み出された不思議な感覚に囚われたコンサートは無事終了。
閉演して今の時間は午後4時。
アリスを探して一緒に帰ろう。
「さて、アリスはどこにいるかな?あれ?見当たらないな…。今どこにいるんだろう…。」
一方アリスは
「…すー…すー…。
あ!いけない!二度寝しちゃった!今何時!?
え?4時…。もうコンサート終わっちゃってる…。どうしよう…。」
~~~~
わざわざ読んで下さってありがとうございます。
あのイラストからここまで書けるとは思わなかった(笑)
実際の所醤油をそのまま飲んで(というより半分以上噴き出して)コーヒー以上に目も頭も冴えるのか不明なのですが少なくとも朝コーヒーと間違えて飲んだ瞬間目は覚めたでしょうね…(笑)
Deemoに出てくるキャラは…もっと美しくて優しくて…。手で触れると音を立てて砕けてしまいそうなほど綺麗なイメージがあったのにそのイメージを自らの手で崩壊させてしまったような気がします(笑)
またこれとは別に私はDeemoの曲やその他音ゲーの曲からもお話を書いておりますので良かったらそちらもよろしくお願いします。
最後にこの話の元となったイラストを掲載しておきます。
この度は書かせていただき本当にありがとうございました。
この画像、及び本編序盤に掲載した画像は制作者柚子妃ぴよ様より許可を得てこちらに掲載しております。
