The new tree
deemoが曲を弾き終わったとたん
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
急に地響きが鳴り響く。
何?地震?
いや違う。樹だ。
成長しなくなった樹が突然また成長をはじめたんだ!

deemoが今まで成長しない間に弾いてた分樹が一気に伸びたんだ!

地下室から戻ると樹はすっごく大きくなってた。30メートルは有るのかな…?
しかしその時、どうしたのか仮面の少女は
はぁー と深くため息をつく。
The Key
うーん、届かないよー。

ここからじゃダメね、
そうだ。この本をここに置いて、
よいしょ。これで届くかな?

うーん。届かないー。あともうちょっとなのにー。
その時、本がぐらついた。
「キャッ!…?」
deemoが落っこちる少女を受け止めてくれた。
あ…deemoありがとう。
ねぇ。あの鍵なんだけどどうしても届かないの。お願い。手伝って。
それを聞いた彼は何も言わず少女を体を持ち上げた。

よしっ取れた!deemoありがと!
この鍵であの扉が開くかしら?
You cannot go
蕀で閉ざされた扉が解放され
その重い扉が開きだす。
この扉の先はどこにつながっているのかな?
扉を開けたとき、
!?その時誰かに腕を掴まれた!
「行っちゃダメ!なに考えてるの!アナタこの後どうなるのか分かってるの!?」
それは仮面の少女だった。

「痛い!離してよ!」
「離さない!いい加減こんなことやめて!」
二人を見ていたdeemoは止めに入る。
「あ、deemo…」

───君の気持ちは分かるけど、この子も帰らないといけないんだ。ごめんね。ありがとう。君はやさしいね。───
deemoは何も言わずそっと仮面の少女の頭を撫でてあげた。
「deemo…。分かった…ごめん。」

仮面の少女は手を離し
二人は扉の向こうへと進む。
彼女は不満そうながらも二人を見ていた。

この時少女は疑問に思った。
「あの時deemoはなんて言ったのかしら?仮面の子にはdeemoの声が聞こえるのかしら?」
not movie
扉を開けるとそこはこの建物の屋上。また一台のピアノが置かれそして空には少女が落ちてきた元の世界へと続く窓が開いている。
また不自然に台が宙に浮いていた。
これで最後。
あとはピアノを弾き樹と同じように階段を作るだけ。
さあ。あともう一息だ。頑張ろう。
going home
ピアノ弾き続けようやく階段が完成する。

台に届いたね。あとは台に乗って、これで元の世界へ。
二人は最後に抱きしめ合う。
「deemo…。これでお別れだね…。ずっとずっと…。ありがとう…。」

一緒に階段を登ろう。彼は台に着くと少女をまた持ち上げ台に乗せてあげる。

─大丈夫だよ。怖くないから。─
deemoは何も言わず手を振り
階段を降りてピアノの元へ戻る。
「deemo!」少女は叫んだ。
さあ急ごう。この世界が崩れかけている。
彼はピアノに手を置く。
少女に今までありがとうを込めて。少女を元の世界へ帰す曲。
少女に贈る最後の曲。
彼はピアノを弾き始めた。
