主な収録筐体
Deemo 



作者評価
★★★★◆

主人公
少女、男の人


作者コメント 


どこかの町のどこかのお家。女の子は突然家を出ていきました。
一体どうしたのでしょう?







YUBIKIRI-GENMAN
「ずっと一緒にいてくれる?」



ある日、一人の女の子が家から飛び出て行きました。

もうすぐ夕方遊びに行くには遅い時間なのに一体どうしたのでしょう?


女の子は何も言わず道をただ走り続けました。


行き先も分からないまま。
どこを走っているのかも分からない。

…それからどこまで来たのでしょう?


気が付けば見たこともない所に来てしまいました。


知らない町並、知らない景色、知らない人達。

この町の人達は何も言わず女の子の顔を見ながらすれ違うだけ。



女の子は段々怖くなって来ました。


どうやって帰れば良いのだろう?

闇雲に走り続けただけで道なんて覚えていない。

「迷子になっちゃってもう帰れないのかな…?」


そう思うと女の子は悲しくなり泣き出してしまいました。


でもこの町を歩く知らない人達は女の子を見て見ぬふりをして通りすぎて行くだけ。


結局気持ちは誰にも届かず涙となって流れるだけ。


女の子は目に涙を浮かべながら歩きだし小さな野原にやって来ました。


辺りは黄色い花が広がっています。


その中の一本を摘もうと手を差し伸べたら


「いたっ」

花の刺が刺さってしまいました。


花の刺がささり痛がっていると後ろから聞き覚えのある声が。



「こんなところにいたのかい?捜したよ。」



女の子は思わず振り向いて見るとそこにいたのはよく知っている男の人が。

男の人の顔を見たとたん、

女の子はその人の胸に飛び込みに泣き付きました。

その男の人の胸はとても暖かかったです。

「ごめんなさい、ごめんなさい…。」

女の子は男の人の胸の中で何度も謝りました。



泣き付く女の子に男の人はよっぽど怖かったんだね。寂しかったんだねと思った事でしょう。

「ずっと一緒いてくれる?」
女の子が尋ねると。

「ずっと一緒にいるよ。これからも。」

男の人は言いました。



「ほんと?じゃあゆびきりげんまんしてくれる?」

「ああ。しようか。」


二人はお互いに小指を絡ませ
ゆびきりげんまんと言い合いました。




辺りはすっかり夕方。
「さあ。帰ろうか。僕達の町へ。」


「うん…。」
女の子は涙を手で拭って立ち上がりました。


二人は手を繋ぎながら帰って行きます。



二人でいれば帰れる。そんな気がしました。


歩き続ければ必ず私達の町へお家へ帰れる。



二人は歩き続けました。



しばらくすると
「あ、ここ知ってる道だ。」

「そうだね。もう少しだね。」

二人はいつの間にか知っている道を歩いてました。



見慣れた町並み、
いつも遊んでいる公園。

いつも歩いている横断歩道。


それらを通りすぎ

ようやくお家へ着きました。
辺りはすっかり真っ暗です。

「やっと家に着いたね。」

男の人は疲れたように言いました。
すると

「ありがとう…。ごめんなさい…。」


女の子がそう言うと男の人は微笑んで「さあ入ろう。」と言いました。




そして二人はお家へ入って行きました。





また少し二人の家族愛が強くなりました。








~~

指切りげんまん閲覧ありがとうございます。 

最近悲しい話が多いからたまには和むような 話を作りたいなと思い、完成したのがこちらです。 

今回は敢えてdeemoは登場させず男の人と書きました。まあ結局deemoなんですがね(笑) 

しかし歌詞有り曲は想像縛りになるため作るのは苦手ですね(笑)