主な収録筐体

指、弐寺、ポップン、リフレク、MUZICA、ボルテ


作者評価
☆☆★☆
★★★★
☆☆★☆
☆☆★☆
主人公


作者コメント

ここは何処だろう?

変な所へ来てしまった。
帰ろうにも帰り道も分からない。


え?ここに居るのが怖い?
ばっかお前…俺がついて





JOMANDA
黒き翼とき瞳



「それ」はこの世界にあった。


太陽の光さえ差し込まない闇の世界。空は黒雲に覆われる


辺りは荒野が広がりいつも静かでその地に生えた木々はどれも朽ち、不気味な表情を見せる。

地面に生えた植物や花は皆、萎れていた。






この世界に降り立った一人の人間。

背広に身を包んだ男だ。


人間の世界と次元が歪み1人運悪くこの世界へ来てしまった。

通常人間など入れない世界…


一方彼自身もどうやって来たのか分からなく、

何故ここにいるのかも分からなかった。


次元が歪み自分だけがここへ来た事すらも分からずただ歩いていた。
まだここが人間の世界だと思っているのだろう。





…何処まで歩いただろう?
いつまでも同じ景色が続く。

走っても、背伸びして遠くを見ても、景色は何処までも変わらない。



この世界に恐怖感を覚え焦りだした。

だが心は冷静でただ出口を探そうと歩くだけ。


すると雲がはれ月が見えた。

ただの月ではない。





い月



だっ




た。





「う…」

彼は突然呻き声を出した。様子がおかしい。
その場で四つん這いになり地面に踞る。

顔に激痛が走り顔を手で覆った。

苦しそうな声を出している。



男の顔がひび割れたのだ



痛そうに手を頬に当てる。




今度は背中に異変が…





背中に突起のような物が出てきた。





突起は次第に大きくなり翼の形になった。








男の背中から黒い大きな翼が生えてきたではないか。












苦しい声を出していた男の声は止み、痛みが薄くなる。












男は立ち上がり目を閉じて何かに集中し


そして………………























目を開いた!

突然男は空を飛びはじめた。


黒い翼を広げ優雅に空を舞う。

だが彼は実際なにが起きたか分からなかった。

いつの間にか自分が空を…いや、自分で空を飛んでいるのだから。

これは夢か?いや、先ほどの顔の痛み、これは現実だ。


一体何がどうなったって言うんだ?
俺が空を飛べるとは…、


凄い。こんな気分初めてだ。

風を全身で受け止め、風の音を全身で聞き取る。

風に身を任せ、空を游ぐ。





その時、彼の真紅の目は月の光を反射して辺りを一瞬紅く光らせた。






それは紅い十字架のように。



この世界を飛び回る彼を人間と呼べるであろうか?

否。それはまさしく悪魔の容姿である。





飛んでいるうちに湖畔を見つけ近よった。






…男は一旦木に停まり真下の湖を覗き込んで考えた。

「この姿は一体…もう俺は人間ではないのか?」


この黒い翼、背広を突き破り確かに俺の背中から生えている。

確かにもう人間とは思えない姿だ。

深く考えていると後ろから
強い風が吹き始める。


その時風は言った。

「飛べ」


と。


そしてまた男は風に身を任せ空を飛びはじめた。


風は言う「もう何も迷うことはない。
難しく考える必要もない。」


「そうか…」



そう。

彼はこの世界で唯一生きる者、すなわち頂点に位置する。


本来人が入れなかったはずの闇の世界。

そこに人が入るとこのような姿になると誰が予想出来ただろう。




また男の目は月の光を反射して
一瞬辺りを紅く照らした。







やがて男は大きく宙返りをして
世界を見回す。



「ここはちっぽけな世界だ…。狭苦しい。俺は何故此処に居るんだ?」

そう呟きながら男は月を見上げた。


「俺はどこまで飛べるだろう?あの月に向かって飛んでみるか。」


そう言い残して男は紅い月へ目掛けて飛んでいった。


偶然なのか必然なのか「それ」はあの月にも存在する。






~~

レッドアイズブラックヨシタカ閲覧ありがとうございます。

にしても中二だw

ジャケットが中二やから仕方ない。


さて問題。「それ」とは一体何の事でしょうか?