主な収録筐体
ポップン
作者評価
★★★★★
主人公
一人
作者コメント
初めて人間に進化した猿はどれほど寂しく、悲しかったのだろう。
何故自分だけこんな姿に…
この広い世界にたった一人…

太古の昔
地球上に生命が生まれて何億年か経ち、哺乳類が誕生し始めた時代。
やがて太陽が沈み
生き物はみな、棲みかに戻っていった。
何もいなくなり真っ暗になって静まり返った天と地。
だが地にはたった一匹群れからはぐれた猿がいた。
天に月が浮かび、優しい光で地を照らし始める。
その時一匹の猿にも光が照され、流れ星が天を切り裂く。
すると猿は地面から前足を離し後ろ足だけで立ち始めた。
一匹が一人になった瞬間である。
地球上に初めて人が現れたのだ。
だが一人は
自分の姿をまだ知らぬまま、
棲みかへと帰って行ってしまった。
一人が棲みかに戻ったとたん、仲間達からその容姿を敵視され
身体を傷付けられ、棲みかから追い出されてしまう。
仲間の行動に訳の分からぬまま
傷を負った一人は傷口から流れた血を舐め、傷を癒そうと小川に向かった。
水面を覗き込んだ時、初めて自分が猿ではないのだと気付く。
水面に映ったのは
仲間達と欠け離れた容姿。
2本の後ろ足だけで簡単に立ってしまい
異常に発達した2本の前足。
二足歩行。
これでは仲間達は仲間と認識しないのも無理もない。
一人はこの姿に悲しく嘆き、両手を天にかざし月に訴えた。
なぜじぶんだけこんなみにくいすがたに…
なかまからもしんじてもらえない。
ぼくはこのなかで…
このせかいで…
た
っ
た
ひ
と
り
・
・
・
、
「アーアアアアア……」
そして声にもならない呻き声を発して泣きはじめた。
一人は夜の中泣き続けた。
その泣き声に月は心を痛めた。
やがて一人は泣き止み
どうすれば良いかと考えた。
友達が欲しい…
一人はそう思い、
土を、泥を、石をかき集めて
慣れない手つきでそれらを混ぜて捏ねた。
自分と同じ形の友達を造りたいらしい。
しかし上手く作れることもなく、
自分と同じような形になる訳もなく
いびつな形の物の塊にしかならなかった。
それでも一人は諦めず、
友達を作り続けた。
それを一人に見つからないように元仲間だった猿達が見ていた。
棲みかから追い返した猿達だ。
一人の事がどうしても気になるらしい。
そして一匹が一人に近寄った。
それに続き他の猿達も一人に近寄った。
猿に気付いた一人はまた傷つけられると思い、その場で怯え出す。
だが猿は優しく背中を撫でてくれた。
猿は仲間を見るようなあたたかい目で一人の目を見た。
そう。
猿達は一人を群れからはぐれた一匹の猿だと気付いたのだ。
「何故こんな姿に?」
猿は聞いた。
「わからない。きづいたときにはこんなすがたになっていた。」
一人はそう言って
天を見上げ月を見た。
猿達も見上げ月を見た。
月は猿達を見下ろし、考えた。
月がしばらく考えた末、
月は猿達に優しい光を浴びせ、流れ星を呼んで
空を切り裂かせた。
その時、
猿は前足を地から離し背も真っ直ぐに伸び始めた。
一人は驚いた。
自分と同じ姿になる。仲間達に。
猿達も人へと進化したのだ!
一人は
喜びと驚ろきで複雑な気持ちになった。
夜が明け、天地の境目から再び太陽が顔を出し辺りを明るく照らし始めた。
人への新しい始まりの朝なのだ。
一人には沢山の仲間がいる。
もう一人ではない。
その後人達は知恵を発達させ文明を築く。
そしてくにがうまれた。
\◎/閲覧ありがとうございます。
最初にも書いた通り
初めて人に進化した猿はどんな気持ちだったんだろうかと考えながら作りました。
結局お面は話にでて来なかった←
ポップン
作者評価
★★★★★
主人公
一人
作者コメント
初めて人間に進化した猿はどれほど寂しく、悲しかったのだろう。
何故自分だけこんな姿に…
この広い世界にたった一人…

ふること
人
太古の昔
地球上に生命が生まれて何億年か経ち、哺乳類が誕生し始めた時代。
やがて太陽が沈み
生き物はみな、棲みかに戻っていった。
何もいなくなり真っ暗になって静まり返った天と地。
だが地にはたった一匹群れからはぐれた猿がいた。
天に月が浮かび、優しい光で地を照らし始める。
その時一匹の猿にも光が照され、流れ星が天を切り裂く。
すると猿は地面から前足を離し後ろ足だけで立ち始めた。
一匹が一人になった瞬間である。
地球上に初めて人が現れたのだ。
だが一人は
自分の姿をまだ知らぬまま、
棲みかへと帰って行ってしまった。
一人が棲みかに戻ったとたん、仲間達からその容姿を敵視され
身体を傷付けられ、棲みかから追い出されてしまう。
仲間の行動に訳の分からぬまま
傷を負った一人は傷口から流れた血を舐め、傷を癒そうと小川に向かった。
水面を覗き込んだ時、初めて自分が猿ではないのだと気付く。
水面に映ったのは
仲間達と欠け離れた容姿。
2本の後ろ足だけで簡単に立ってしまい
異常に発達した2本の前足。
二足歩行。
これでは仲間達は仲間と認識しないのも無理もない。
一人はこの姿に悲しく嘆き、両手を天にかざし月に訴えた。
なぜじぶんだけこんなみにくいすがたに…
なかまからもしんじてもらえない。
ぼくはこのなかで…
このせかいで…
た
っ
た
ひ
と
り
・
・
・
、
「アーアアアアア……」
そして声にもならない呻き声を発して泣きはじめた。
一人は夜の中泣き続けた。
その泣き声に月は心を痛めた。
やがて一人は泣き止み
どうすれば良いかと考えた。
友達が欲しい…
一人はそう思い、
土を、泥を、石をかき集めて
慣れない手つきでそれらを混ぜて捏ねた。
自分と同じ形の友達を造りたいらしい。
しかし上手く作れることもなく、
自分と同じような形になる訳もなく
いびつな形の物の塊にしかならなかった。
それでも一人は諦めず、
友達を作り続けた。
それを一人に見つからないように元仲間だった猿達が見ていた。
棲みかから追い返した猿達だ。
一人の事がどうしても気になるらしい。
そして一匹が一人に近寄った。
それに続き他の猿達も一人に近寄った。
猿に気付いた一人はまた傷つけられると思い、その場で怯え出す。
だが猿は優しく背中を撫でてくれた。
猿は仲間を見るようなあたたかい目で一人の目を見た。
そう。
猿達は一人を群れからはぐれた一匹の猿だと気付いたのだ。
「何故こんな姿に?」
猿は聞いた。
「わからない。きづいたときにはこんなすがたになっていた。」
一人はそう言って
天を見上げ月を見た。
猿達も見上げ月を見た。
月は猿達を見下ろし、考えた。
月がしばらく考えた末、
月は猿達に優しい光を浴びせ、流れ星を呼んで
空を切り裂かせた。
その時、
猿は前足を地から離し背も真っ直ぐに伸び始めた。
一人は驚いた。
自分と同じ姿になる。仲間達に。
猿達も人へと進化したのだ!
一人は
喜びと驚ろきで複雑な気持ちになった。
夜が明け、天地の境目から再び太陽が顔を出し辺りを明るく照らし始めた。
人への新しい始まりの朝なのだ。
一人には沢山の仲間がいる。
もう一人ではない。
その後人達は知恵を発達させ文明を築く。
そしてくにがうまれた。
\◎/閲覧ありがとうございます。
最初にも書いた通り
初めて人に進化した猿はどんな気持ちだったんだろうかと考えながら作りました。
結局お面は話にでて来なかった←