(おそらく)世界最小級の自転車スタンド「Clug」 | 自転車組立の備忘録 自転車とガジェットがあゆむ道

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友人から自転車のフレームをもらったので、今後部品集めをして組み上げていきます。

自分向けの情報なので、あまり有益なブログでにはならないだろうなあと思っているのですが、もし同じことをしようとする人がいれば役立つかも。

ロードバイクを室内に保管する人は多いと思いますが、なかなか理想的なスタンドというのは見つからないですよね。

圧迫感があったり、場所を取り過ぎていたり、いちいち取り外しが面倒だったり。1万円もするスタンドを買うくらいなら、自作のほうがいいんじゃないかとも思ったりします。

僕自身もスタンド購入を検討していたのですが、kickstarterを見ていたら面白いスタンドがあったので紹介します。

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ハグするように自転車を保管するという自転車スタンド「Clug」の写真がコチラになります。

 

・・・・・どこがスタンドなのかわからないですね。


よく見えないので拡大してみます

 

そうなんです。おそらく世界最小の自転車スタンドなのではないでしょうか。タイヤをはめ込んで固定するというシンプルなもので、よく考えてみれば確かにこれで十分だよな、というものですね。


現在Kickstarterで資金集めをしている途中で、プロジェクトにGoサインが出るには32000カナダドルの出資が必要ということですが、16日を残してすでに57000ドル以上集めているので、生産に入ることは確実です。もし興味がある方は出資するのもいいかもしれないですね。




価格は1個たったの9ドル。1000円以下です。4つで25ドル、10個で55ドルという超良心的な割引率。もし自分の3Dプリンターを持っているなら、なんと5ドル払えば設計図を送ってくれるので、自分で勝手に作れということです。

ただし全ての自転車に対応しているわけではなく、タイヤの太さによっては入らないかもしれません。現時点ではロードバイク用の23-28ミリ、MTB用の1.75-2.5インチが提供されます。それ以外のサイズだと壊れてしまうかもしれないので気をつけてください。

これだけ小さくて安いと、家庭用だけでなく商業施設での大量利用の可能性も出てくるのではないかと期待が広がりますね。例えばセブン-イレブンの外にこれを2-3個付けておけば、ロードバイクの人たちが店のガラスに立てかけるということも防げるのではないでしょうか。小さいから邪魔にならないし、デザインもいいですよね。

アパート住まいの人間にとって問題なのは壁に穴を開けるということ。「壁に写真を貼り付けるような両面テープでも大丈夫」とは書いてありますが、どうなんでしょうかね・・・


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このプロジェクトを打ち出したHurdler Studioというのはカナダのデザイン会社で、自転車の置き場所に困っていたときに、会社においてある3Dプリンターを見て、「これで作っちゃえばいいじゃん」となったようです。なので最初の出荷は3Dプリンターで作ったもの、それ以降の大量生産用には金型を作って対応するようです。今までにない事業の形で面白いですね。

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追記

Clugは資金集め大成功だったようです。予定では32,000を目標としていたのに、蓋を開けてみれば10万ドル超え。

資金たっぷりなので32-47mmという、ママチャリにも対応するようなサイズも製作するようです。とは言え、ママチャリはスタンドついているから必要ないかもな・・・

全て予定通り行けば9月には出荷のようです。経験上、Kickstarterのプロジェクトの大半は数ヶ月遅れますけどねw