Samsungという企業の文化をある意味反映しているプロジェクト「Smart Bike」というのを発見しました。
今回発表されたコンセプトデザインでは
(おそらく)バッテリー内蔵
LEDでバイクレーンを路上に映し出す(XFireと同じ)
スマホは磁石で自転車にくっつき、機能を連動
リアビューカメラ内蔵(Cervellum Hindsightの簡易版のようなもの?)
自転車専用レーン優先を含めたルート検索機能(いまどきアプリでたくさんありますね)
といったところ。これまでガジェットに注目してきた人間としては、それほど驚く機能はありません。「いいとこ取りしているだけ」という、Samsungのお家芸です。
ただ期待しているのは、これを電子機器メーカーが取り組んでいるということ。
今までの自転車の延長線上で改良をしていくのではなく、Smart Bikeには何が必要なのかと言う全体像の観点から、必要な機能を取り入れていくということが可能なのではないか。
これまでのブログで書いてきたように、ベンチャー的に次々に素晴らしいアイディアを持った人たちが起業していますが、一つ一つの機能から一歩引いて、自転車の全体像から必要な機能を絞り込んでいくという作業をしている企業は少ないと思います。それを電機メーカーが中心になってやろうというところに期待せずにはいられないのです。
自分的にはAppleのような企業にこの役割を担ってほしいのですが、イタリアにMaestro Academyなんてものまで持っているSamsungの方が自転車では一歩先に進んでいるみたいですね・・・