放射線治療4日目続き

もやもやや、心の不安を取り除くためにも

と、外科主治医の診察へ

先生は、いつもと変わらず

優しい声で迎えてくれて

こんにちは

どうされましたか？

まずは

お忙しいのに、予約外で来てしまってすみません

どこがどうとか、なにか困った副作用が出たとか、そういうことではないんですが…

と、放射線科での出来事を話し、

放射線治療についての疑問

そして…

今まで聞いてこなかった、自分の病状についての疑問

質問しました。

怖い気持ちもあるけれど、もやもやを解決して、自分の病気ときちんと向き合っていこうと決めたので。

今まで、自分のステージや詳しい病理結果など、特別に先生が言わない限り、自分からは、なにも聞いてきませんでした。だからか、特にステージなどもまったく知らず、ホルモン治療がよく効くタイプの癌なので、ホルモン治療をしていた…というくらいの認識。癌の大きさや個数なども、なにも聞いてこなかったんです。それを聞いたからといって、どうなる訳でもない…と思っていたのと、どこか、無関心なところもあったんだと思います。でも、それがもやもやの１つなら、解決すべきかな…と思ったんです。

聞くことが正解かも、聞かないことが正解かも、わからない… だから、今までは、言われるがままに治療を受け、治療のことや、今の自分の状況について、深く考えてこなかったんだと思います。受け入れるのが怖かったという気持ちもあるのかもしれません…

でも、長く治療をしている中で、もやもやがたまってしまったんでしょうか。いろんな不安な思いばかりが頭に残り、よくわからない気持ちになっていました。言葉では、言い表せない…なんとも変な感じ。

先生は、紙を取り出し、１つずつ順を追って、書いて、詳しく説明をしてくださいました。

3年前、左乳癌が見つかったんですよね。

そして、全摘出手術をして、

術後の細胞診は、ER＋ PR＋ HER2－

でしたので、（他にも詳しく細胞の種類の名前も教えてくださいました）

ホルモン療法

ノルバデックスリュープリン

で、治療を続けていて。

腫瘍マーカーが高くなり、検査をしたけれど、要因は見つからず…

その後、さらに腫瘍マーカーが高くなり、リンパ節転移が見つかったんですよね。

こんな感じで…

ゆっくりと丁寧に、書き出してくれて。

リンパ節転移は、Level1に見つかり、Level3まですべてを郭清しています。

本を見せてくださり、Level1から3が、どのリンパ節なのかを詳しく説明してくださり。病棟医には、Level2までしか郭清していないと言われていましたが、執刀医である主治医が、Level3は、手術した人にしかわからない奥なので、勘違いしてはったのかもしれないけれど、Level3まで、すべて郭清しましたと。

そして、抗がん剤治療の説明

放射線治療の説明

放射線治療は、胸壁、鎖骨のリンパ節に当てて、治療をしています。胸壁、鎖骨のリンパ節に一番転移しやすいので、その箇所に治療を行います。

ここでいう胸壁というのは、皮膚、筋肉、リンパ節、すべてを合わせて胸壁と言い、リンパ節だけでなく、その他のところも転移しやすいので、放射線での治療がとても有効的なんです。

すべて紙に書いて、ゆっくりと丁寧に、詳しく説明してくださいました。

何人もの医師にかかり、いろんな話が飛び交い、なにが正しいのかわからなくなってきてしまって…と言うと、

僕が正しいです。

今の説明が、すべてです。

はっきりと、でも優しく、おっしゃってくださいました。

抗がん剤前に、卵巣凍結などの話で、病棟の主治医に悩まされた時も、この外科外来主治医の一言で、私は抗がん剤に踏み切れました。（病棟の主治医のことも、私は大好きで、女性の先生なので、私の立場になっていろんなアドバイスをしてくれた結果、私が辛くなり、悩んでしまっていたのです）

やっぱり私は、この先生に、いつも救われます

病棟の主治医、放射線科の主治医、形成外科の主治医、放射線科の医師、看護師