アウシュヴィッツのお話は、この回で終わりです。


今回は、ガイドなしのツアーに参加しました。

日本人で唯一アウシュヴィッツ博物館公認ガイドの中谷剛さんにもう一度お話を聞きたくて、お願いしたものの、予定が合わず、仕方なく選んだものです。

多分ですがガイド料金は、博物館側で決まっていて、それを参加人数で割るようです。

なので、人が集まらないと催行できないのかなと。

前回の時は、運良く十数名で一人€20くらいでした。

高くてもいいからとお願いすれば出来るのか、そんな失礼なことは聞けませんでした。

前回のお話を思い出して、回ることにしました。

私の選んだツアーは、朝早くクラクフを出るもの。

確か8時間と書いてあったような・・・

実際は、10時集合

帰りは、決められた場所での解散だったようですが、私が自分のホテルを告げると一番近いところで降ろしてあげるから、そこから10-15分歩けば着くよと言われ、18:20過ぎにこんなところを歩いて帰りました。

「危なくはないよ」

とマイクロバスを降りて、分かりやすい真っ直ぐに進むだけのところまで連れて行ってくれました。

深夜にコインランドリーに行っても大丈夫と言われるくらいポーランドは治安が悪くないみたいでした。

若い女の子やお金持ちに見える人は、気をつけて注意

海外旅行は、常に危険と隣り合わせ。

狙われる人と狙われない人がいるんだと思います。

オシャレしたい気持ちよりも安全な格好を選ぶことが大切だと一昨年パリで蹴られた時に理解して、それ以降は、ローカルまたはバックパッカーに見られることが一番安全な旅になると理解しました。

よく観光客に見られないようにガイドブックを開いてはいけないなどという馬鹿げたことを載せている本があったりしますが、日本人の行くところなんて大抵のところは観光地です。

ガイドブックを広げていなかろうと周りの人は90%は観光客。

まして、コロナ流行後、日本人は貧乏な国から来た人になっているので、以前のようにターゲットではなくなってると思います。

狙われるとしたら、危機感のない国の人だからか。


以前は、

新・映像の世紀を見て、

アウシュヴィッツから解放された人々に

ヨーロッパの人々が

「知らなかった、許してくれ」と話すのに対して

「いや、あなた方は知っていた」 

と言うシーンを見、

その後、アウシュヴィッツ見学の際に

「ヨーロッパを走る長い長い貨物列車や周りで連行されるユダヤの人々を見て、何も知らなかったとは思えないし、わずかでも逃げ出した人たちから聞こえてきた話を知らなかったとは思えない」

と言う話も聞きました。

そんなことを知っていてもヨーロッパの人たちは動かなかったんだ。

と不思議に思いましたが、

ウクライナ侵略が始まって、最初の頃は、そんなバカなことが現代で許されるのか?

私も何か出来ることはしなくてはいけないのでは?

と思ったのに、その気持ちは長続きせず、日々の暮らしに追われているうちに、遠い国の話とその国で暮す人々のことを考えることすらしなくなりました。

人間は自分に火の粉が降りかかって来ないと自分のことしか考えない生き物なんだなと。

そんな自分なので、ブログに見学の際の気持ちとかを言葉にはしてません。

言葉にすると軽くなってしまうし、書く資格もありません。

でも出来たら行って感じて、差別を口にしない人が増えてくれたらいいなと思います。

差別は誰の心の中にも多少は存在するもの。

良くないのは、それを口にすることかなと。。。


でも、私も言っちゃいますお願いお願いお願いお願いお願い

飛行機で子供連れのそばはイヤだと。

明らかな差別です。

うるさいのは、私たちBBAもGGも同じなのに。

通路側に座って、大きな荷物をぶつけられるなんてことはしょっちゅう。

たいてい無神経なBBAですし。

飛び出しているなら仕方なくても自分の座席に普通に座っていてもぶつけられます。

私はそのレベルの人間ですので、アウシュヴィッツについては、写真と説明で終わらせます。

長々とお付き合いありがとうございました。