トワイライトゾーン・タワー・オブ・テラー(The Twilight Zone Tower of | 世界のディズニー!

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【概要】
まさにハリウッドの黄金時代、その輝きと華やかさでひときわ目立っていたのがここ、ハリウッドタワーホテルです。しかしある日、何かが起こりました。暗い何か、説明できない何か、恐ろしい何かが。そして今、その現象がまた再び起こっています。しかも今回は、それがあなたに起こっています。

 

【アトラクション】
6年以上もの歳月と1億8000万ユーロ以上の金額をかけて、2007年後半、ついにここウォルト・ディズニー・スタジオ・パークの中央に「トワイライトゾーン・タワー・オブ・テラー」がオープン、パークの新しいトレードマークとなり、パークを代表するスリルライドの1つとして知られるようになりました。
1994年にフロリダのディズニー・ハリウッドスタジオにオープンしたこのアトラクションは、内容は知られながらもパリのファンにとってはここにオープンすることは長年の夢でした。計画があったものの経済的な理由からなかなか建設が進みませんでした。その状況は、まるでこのライドがテーマとしている、1959年のロッド・サーリングのTVシリーズ「トワイライトゾーン」の物語に登場する失われた塔のようでした。
そして現在、この塔の中では、ディズニー最大級のバックグラウンドストーリーや歴史や雰囲気づくりを展開するアトラクションの1つが再現されています。中ではクモの巣や放置された荷物、きしむボイラー室など、当時の様子や現在歴史がしみ込んだ様が展開され、ベルボーイもゲストをホテルの中で案内しています。
そしてライドでは、49メートルの高さから重力よりも速いスピードで落下したり、超常現象を体験する必見のシーンが展開されていきます。
1950年代のダウンタウン・ハリウッドにあるこの放棄されたホテルは、サイエンスフィクションのTVシリーズ「トワイライトゾーン」で舞台になった場所です。ハリウッド・ブルバードに入った瞬間から、もうこのホテルは何かおかしいことに気づくでしょう。このホテルの看板が壊れていたり、外観も傷がついているようです。1939年の嵐の日から閉ざされそのまま手を付けていない状態ですが、今夜はあなたの名前が予約に入っているのです…
ロビーに足を踏み入れると、その瞬間タイムスリップしたような感覚が味わえます。コートやバッグなど荷物が放置され、飲みかけの紅茶やゲーム途中のトランプ、椅子におかれた子供のぬいぐるみ、数十年放置されたクモの巣… さあ、あなたの部屋が準備されたようです。ベルボーイが図書室に案内するようです。
扉が閉まると、テレビから雷が鳴り、「トワイライトゾーン」のエピソードが紹介されます。「今日、あなたは想像力というカギを使って異次元の世界に入り込みます。そう、トワイライトゾーンの世界に」。
ロッド・サーリングが次のエピソードを紹介します。「1939年のハリウッド、豪華を極めたこのホテルはその黄金時代の華やかさの中、ショービジネスの成功者のためのホテルでした。しかし、ある日、エレベーターが異次元に行ってしまい、乗り込んだ乗客が失踪してしまったのです」。
「もしあなたにこのエピソードを確かめる勇気があるのなら、業務用エレベーターにご案内します。そう、トワイライトゾーンへ」。
そしてボイラー室につながる通路への扉が開かれると、業務用エレベーター乗り場が見えてきます。そしてベルボーイがあなたの乗るエレベーターの場所を案内します。
さあ、エレベーターに乗り込みます。しかし、ベルボーイは乗り込みを拒否、エレベーターのドアを閉めてしまいます。そしてエレベーターは動くはずもない方向に動き出します。「行先不明のエレベーターの乗客であるあなたの予約は、どうやらかなり長期滞在で予約が入っているようです」。
電気がショートし火花が飛び、扉が開いたら鏡で映し出されるエレベーター、しかし次の瞬間、エレベーターは空っぽに。乗客が消えてしまいます。「現実世界にお別れを、ここからはトワイライトゾーンの世界です」。
エレベーターがフロアを移動し、扉が開くと1939年の夜に姿を消した乗客が半透明になって現れます。電気エネルギーに吸い取られ、消えていなくなります。いまこのエレベーターにいる乗客もその世界に連れていかれるのか… その瞬間、急降下!

 

【上手く回るコツ】
このアトラクションには身長制限があります。身長102cm以下の人は体験することができません。
安全のため、このライドは心臓や首、脊髄などに障害がある人、高血圧の人、乗り物酔いしやすい人、健康状態のよくない人は乗ることができません。
妊娠中の人は乗ることができません。
車イスの人はライドには乗り換える必要があります。ライド乗り場までは簡単にアクセスできます。
ライドはエレベーターで、中には3列の席があります。一番後ろの席は8人掛け、手前2列は通路を挟んで3人または4人掛けです。各席にはシートベルト、席のわきにはつかまるための安全バーがあります。エレベーターの乗る前のプレショー(ボイラー室)では、キャストが席の場所や乗り方を案内してくれます。
よりスリルを味わいたいなら… ライドが動き始めたら、手をバーから離し、また足も浮かせてみましょう。急落下のシーンではまるで無重力状態になったかのような体験ができるでしょう。
 
【トリビア】
「トワイライトゾーン・タワー・オブ・テラー」は、1994年に最初にフロリダのウォルト・ディズニー・ワールド、ディズニー・ハリウッドスタジオにオープンしました。パークの拡張時、新エリア「サンセット・ブルバード」とともにオープンしました。
2000年代初頭、パリに「ウォルト・ディズニー・スタジオ」を建設する際、次期追加アトラクションの候補としてこのアトラクションが候補に挙がっていました。しかしパリのパークは財政難が続き、資金調達が難しいことからこの計画は延期されることとなり、ここに作られる予定だったアイデアは、そのままディズニー・カリフォルニア・アドベンチャーのハリウッド・ランドで活用され、2004年5月にオープンしました。
ロッド・サーリングが登場するプレショーの映像、ロッド・サーリングがすでに他界していますが、この映像では本人の映像、声を使っています。これは過去放送されたTVシリーズの「トワイライトゾーン」のエピソードから本人の映像や声を切り取り、合成させるという、現在の技術がそれを可能にしています。
このアトラクションには世界最大級の「垂直車両運搬」のモーターを3つ使用しています。そのため、建物の形に上部のふくらみがあるのです。このモーターでは、世界最速のエレベーターよりも3倍の速さで上昇下降ができます。
エレベーターに乗って、幽霊の乗客が出てくるシーンでは、実際には奥行きが1メートルほどしかありませんが、強化遠近法を使用しより大きなスペースに見えるようになっています。
パリのこのライドでも、将来は乗るたびに違った動き方をするようにアレンジができるようです。
TVシリーズ「トワイライトゾーン」は、CBSにて1959年から1964年まで5年間放送し、ロッド・サーリングが製作、ホスト役を演じ、6回もエミー賞を受賞しています。156あるエピソードのうち92が彼が製作したものです。彼は1975年に亡くなっています。
東京ディズニーシーでは、アメリカンウォーターフロントに「タワー・オブ・テラー」として2006年9月にオープンしました。1899年のニューヨークがエリアの設定なので、日本ではあまり知られていない「トワイライトゾーン」のテーマを外し、完全にオリジナルのストーリーが製作されました。「ハイタワーホテル」のオーナー、ハリソン・ハイタワーが異国の地から盗んだ偶像がテーマになっています。
公式ではありませんが、フランス語では「四次元へのジャンプ」という副題があるようです。しかしながら、アメリカのTVシリーズでは「五次元」がテーマになっています。
 
【データ】
パーク:ウォルト・ディズニー・スタジオ
エリア:ワールド・プレミア・プラザ
オープン日:2007年12月22日
定員:1台21人
所要時間:約2分
ディズニー・プレミアアクセス:対応
 

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最終更新日:2025年6月15日