五つ葉のdrawing未来旅行 -2ページ目

五つ葉のdrawing未来旅行

とにかくいろんな人のイラストを書く書く書く!

ーあらすじー
家出したユキはあるおじさんのところへ来た。
そしてお年玉をもらい、出かけた

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私は念願の福袋を買った
5000円とバイト先からくすねてきた250円をプラスして

帰りの終電は、香水とタバコの匂いの充満した満員電車だった
私はつり革に捕まり、人間の波に押されながら福袋を開けるのを楽しみにしていた

しかし、電車が動きだしちょっとした時

ゆっくりとした手つきで触るものがあった

「痴漢…!?」
見ると周りは背の高い男たちになにげなく囲まれていた




降りる駅が通り過ぎたのにも気づかず、声を抑えるので精一杯だった






終点で、また忙しそうにベルトをしめ、男たちは出て行った。
一波収まったかと思うと、また次は降りる人の群れ
脱力している私を波が運ぶ
駅のホームで波から脱出して見たのは
「◯◯駅 北口」
髪は乱れて服もみすぼらしくなった私の脇を気にせず人が通り過ぎて行く
誰も皆、振り向かず、目を合わせず、時計と睨み合い、または携帯を必死にいじっているのであった
自分の事でいっぱいいっぱいで、また、単調に同じ速度で
無表情で過ぎて行く

目的の駅からだいぶ離れてしまったようだ。
自分だけ別の次元に取り残されたように、音が聞こえなくなった
そしてわけもわからなく涙が出てきた




「大丈夫?今どこにいるの?」
いつのまにか時間が過ぎていた。
おじさんから電話が来た
「いま…◯◯駅の前に…」
駅の名前を言うが速いか、電話は切られた
もうダメかな…


ここは、無人島よりも寂しい

「君ィ!こんな時間に何してる!」

振り返ると、警察が「安全パトロール」のステッカーを貼った車の前に立ち、こっちに怒鳴っている


「こっちに来なさい!」


そんな中で、なぜか私は笑えてきたのだった