1538年に起こった
第一次国府台(こうのだい)合戦は主に、
後北条氏(以下、北条氏)・古河公方
vs
小弓公方・里見義堯
による戦いでした。
鉄砲が伝来したのが1543年ですから、
それより前の出来事です。
時代感を想起させるために、
1538年時点の主要大名の当主を挙げてみると
北条氏:北条氏綱(氏康のお父さん)
武田氏:武田信虎(信玄のお父さん)
織田家:織田信秀(信長のお父さん)
今川氏:今川義元(家督相続直後)
となります。
本合戦のストーリーは、Youtubeにあげた
をご覧くださいませ。
(『信長の野望 創造 戦国立志伝』より)
北条氏と言えば、北条早雲を始祖として、
五代にわたり関東に覇を唱えた
戦国を代表する大名家ですが、
その興りである早雲さんは、
元は今川家の家来でした。
今川家を始めとする争乱の中で
めきめきと頭角を現し、
伊豆半島を任されるようになって
急速に勢力を伸ばして「下克上」を成した、
日本史上初の「戦国大名」でした。
その後、サムネイルにも出ております、
二代目の氏綱と三代目の氏康に至り、
北条氏は最盛期を迎えます。
その躍進の足掛かりとなったのが、
この国府台合戦でありました。