3377 バイク王&カンパニー

 

基礎情報
・中古バイクを買い取り、オークション市場又は自社小売店で販売する業者です。
・中古で利ザヤが取れる、比較的高価な原付2種以上のバイクを主に取り扱っています。
 
業績
・売上は2018/11期199億、2019/11期201億、2020/11期223億円と伸びており、営業利益も2018/11期0.6億、2019/11期は2.1億、2020/11期7.1億と好調です。
・2021/11期は、本日2Q決算発表され、売上128億(前年同期105億)、営業利益8.5億(同1.5億)と、絶好調といえると思います。通期予想も上方修正しています。
・オークション(卸売)ではなく、自社店舗販売(小売)の比率が高まっているのですが、小売の方が利益率が高いこともあり、利益水準の伸びも顕著です。
 
財政状態
・自己資本比率63%、無借金経営で財務面は盤石です。
・これまでは在庫回転日数が60日ほどで回転率の高さが特徴でしたが、直近では80日超に増えてきています。オークションで販売して早期に販売するのではなく、店舗に陳列してじっくり売るというスタイルにシフトしてきている結果です。
・在庫が増えると資金が寝てしまいますが、当社の財務基盤を考えれば早期現金化を求める理由もなく、納得の戦略かと思います。

 
株価
・修正後の通期予想をもとに算出したPERは10.4倍、PBR2.43倍、配当利回り1.35%、ROE23.3%です。
・コロナ前の株価は200円程度でしたので、7月6日現在814円とかなり高くなってしまったような印象を受けますが、ほかの中古車小売業はPERは10~20倍で評価されており(中古バイクの小売事業を行っている上場会社が他にあまりありませんでした)、まだ割安とも言えそうです。
・東証再編に絡んでいうと、当社は現在東証2部上場ですが、プライム市場への移行もあり得る話かと思いますので、まだまだ評価される余地はあるのではないでしょうか。
・ただし、6/30の上方修正IRを受けての株価はやや下落で反応しました。足元の業績はコロナの追い風を受けた一過性のものであり、来期以降は落ち着く(=材料出尽くし)と市場では考えられているということでしょうか。
 
今後の見通し
・現在の業績は単にコロナ特需によるものか、検討してみたいと思います。日本自動車工業会や全日本軽自動車協会連合会の統計資料を見ていると、去年の夏以降、月により差はあるものの、原付2種以上の新車販売台数は3%~20%、軽2輪の中古販売台数は5~10%ほど、前年比で増加しています。密を避けられる趣味ですし、アウトドアブームなども追い風となったようです。
・一方、当社売上の増加率は、統計資料を上回る前年比10~30%の伸びとなっています。2018年までに、買取専門店舗について、販売も行う複合店舗化を進めてきたため、小売販売の比率が大きく高まっています。これが近年消費者に認知され始め、シェア拡大を図れた結果、市場全体の伸びを上回る業績になっていると言えるでしょう。よって、コロナ特需の影響だけではなく、ユーザーの支持を得て着実に売上を伸ばしているというのが現実的な評価かと感じます。
・中期経営計画などは見当たりませんが、今後も出店に伴い徐々に業績を伸ばすことは可能かと思われます。
 
投資方針
・株価指標的には割安ですし、業績の伸長余地も残されていると考えると、中長期的に買える銘柄かと思います。
・本日、751円と770円で100株ずつですが打診買いしました(本当は昨日、730円で500株の注文をしていましたが、刺さらず上がってしまいました。)
・下がってくれば、買い増ししたいと思います。

 
---
※当記事は特定の株式銘柄の購入を勧奨するものではありません。
 あくまで投資は自己責任において行うよう、お願いします。