4709 IDホールディングス

 

一昨年ブログにした銘柄ですが、改めてチャートや決算を見ていると、そろそろ買い時か?と思い先週あたりから少し買っています。

最新の状況を整理していきたいと思います。

 

 

基礎情報

・中堅SIerで、金融機関や公共向けシステムの受託開発・運用管理に強みを持っています。

・受託開発は受注状況により波がありますが、売上の半分程度を占める運用管理部門は収入が安定しているので、全体としてバランスが取れています。

・近年は、セキュリティ関連の研修の請負や製品販売も伸びており、外部環境の変化に手広く柔軟に対応している印象も受けます。

 

業績

・2020/3期は売上263億(前期265億)、経常利益21億(前期17億)と、受託開発部門で大型案件が終了したことからやや減収となったものの、高採算のサイバーセキュリティやコンサルティング部門の売上構成比が高まったことで増益となりました。・2021/3期は大型案件終了の影響が1Qから寄与し、また昨春の緊急事態宣言で受注活動も低調だったとみられ3Q累計で売上183億(前期195億)、経常利益9億(前期17億)と、減収減益で推移しています。

・2Qと3Qにそれぞれ1社ずつM&Aを行っており、その売上(約4億)が加算されてなお減収ですので、見た目以上に売上は減っている格好です。

・なお、今期予想は売上245億、経常利益20億でしたが、先日、業績予想を修正しており、売上257億、経常利益15億となっています。M&Aにより売上が上乗せされていますが、のれん償却費を勘案すると利益寄与は僅少のようです。

 

 

競争環境

・業界的には、企業の基幹システムはオンプレミス(自社サーバー上に自社仕様で構築)からクラウド(他社サーバー上で他社サービスを使う)へ、という流れがあり、SIerにとっては大きな環境変化です。

・当社はみずほ銀行のシステムを中心に、売上のほとんどが既存顧客向けになっています。こうしたシステムは、納入してしまえばそれを改修できるのはほぼ開発した業者に限られるという特徴があります。そうなると、既存顧客のIT投資の動向が問題になってきますが、金融機関や公的機関は業務効率化のために(主にオンプレミスで)継続的にIT投資を行うため、今後も、波はありつつも一定の受注が見込まれます。

 

 

株価

・前回、ブログを書いた時と、ほぼ同じ株価で1236円です。もっと言うと、この4年ほど1200〜1500円くらいを中心とする株価で横ばいです。

・PER16.86倍、PBR1.5倍、配当利回り4.05%です。当社は配当性向より純資産配当率を重視している姿勢が見えるため、安定配当が期待されますので、配当利回り的には十分買えそうです。

 

 

今後の見通し

・最新の受注状況が気になるところではありますが、受注が細っている現在でも一定の利益が確保できているのはやはり運用管理部門の下支え効果と言え、今後、極端な業績悪化の心配は無用のように思います。

 

 

投資方針

・それなりの利回りがあるので、3月の権利付日に向けての上昇が期待されます。

・最近の株高の中で出遅れている銘柄ですので、短期的な値動きを期待して買ってみています。

 

 

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※当記事は特定の株式銘柄の購入を勧奨するものではありません。

 あくまで投資は自己責任において行うよう、お願いします。