Number836のWeb版がきていますね。本の時にも書いたのですが、今回も大ちゃんのオリンピックへの思いを載せました。
~ビートルズとともにソチへ挑む~
8月、北海道合宿のさなか、真剣な中にも時折ふと和らぐ表情は、どこか楽しげな雰囲気を漂わせていた。
「合宿のスタートから、ハードな練習をしながらも、レベルを落とさないでやれていると思います」
フィギュアスケートの第一人者、高橋大輔も合宿の手ごたえを語る。
充実感の理由は、練習の質ばかりではない。
この合宿で、フリーのプログラム「ビートルズメドレー」を初めて披露した。「イエスタディ」で始まり「ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード」まで、誰もが知る5曲で構成されている。全体に、穏やかな雰囲気のプログラムだ。
「もし自分で曲を選ぶとすれば、選んでいないでしょうね。とても有名じゃないですか」
だが、今年の5月、初めて振り付けを依頼したローリー・ニコルから提案されると、心を動かされた。
「自分自身、毎日聴いていてもほんとうにいい曲だなと思うし、滑っていても、曲を聴いて体を動かしているだけで幸せになれる、そんな感じです」
オリンピックのシーズンに「これだ」と思えるものに出会えた。
曲への思い入れがどれほど強いか。それは次の言葉にも表れている。
「試合ですごくいいものにしたいという気持ちがとても強くて。今シーズン、何試合に出るのか今は分かりませんが、すべての試合で、ジャンプのミスもなく、全部がよかったという風にしたい。そういう気持ちがあります」
昨シーズンは、8月に入ってもフリーのプログラムが完成しない状態にあった。今シーズンは早々に、「これだ」と思えるものに出会えた。しかも、4年に一度の舞台を控えるシーズンに、である。
「オリンピックのシーズンでこのプログラムに会えてよかったなと思います」
そんな高橋が、ふと、口にした。
「どうなるか分からないけれど、北海道合宿、最後になるかもしれないですから。そう思うと寂しくなるので、考えないようにしています」
オリンピック後にどうするか、確定しているわけではないと言う。それでもひとつの区切りにすると決めて、取り組んできた。
特別な1年となるシーズンを、「会うことのできた」曲とともに、進んでいく。
( 動画お借りしました )
まだ見ぬEXはどんなの振付なのでしょう?

カウントダウンメーカーをみていると日にちが確実の減っていきます。ソチがどんどん近付いているのですね~
