アイスショー編 ④

アイスショーと言えば本場は米国だった。

しかし世界女王に5度輝いたミシェルクワンに続くスター選手が現われず、ここ数年は日本の方が盛んだ。

試合に加えショーを見る機会も増えたため、日本観客のレベルはかなり高い。



東京で行われた2997年世界選手権覇者ブライアン・ジュベール(仏)は「日本のお客さんはフィギュアがよく分かっている」と話す。


日本の会場はいつもほぼ満員で、回線の演技に対してはスタンディングオーベーションや割れるような拍手でたたえる。


一方、転倒やミスした選手には、自然とわきあがる暖かい手拍子で励ます。


状況に応じた応援は、欧州のサッカースタジアムを想わせる。


画一的と指摘されるプロ野球やJリーグなどと比べると、異質と言えるだろう。


サッカーの世界的強豪、バルセロナ(スペイン)では、下部組織の練習試合にも、目の肥えたファンが詰めかける。


バルセロナらしいチームプレーには拍手が送られ、強引なシュートにはブーイングが浴びせられる。


選手は、観衆の拍手に寄って、いいプレーを自然と身につけて行く。

バルセロナスクール元コーチの村松尚登(限J2水戸ジュニアユースコーチ)は「観客のリアクションは、ただ教えるより、感情に訴える分、いい方向に導く力がある」と分析する。


日本のフィギュアスケーターもジュニア時代から、ショーや試合で育てられる。


日本からは海外の試合にも多くのファンが駆け付ける。






なかでもその数が多い高橋大輔(関大大学院)は


「演技終盤の疲れた時に、海外でも日本語で応援をもらうと最後の力を振り絞れる」


と口にする。




「観客力」もフィギュア大国を支える大きな要素となっている。







( 動画お借りしました )







大ちゃんの言葉がありました!なので出かける前に記事だけ載せました。また帰って来て追加するかもしれないです(^-^)/