ジャッジインタビュー
Sissy Krick 取材・文 田村明子
正直に採点すれば、何も恐れるものはない
ISUのレフリー、技術コントローラーの資格も有するドイツ出身のベテランジャッジ。ISUスポーツディレクター、ピーター・クリックの夫人でもある。現在の採点シィステムが作られた時に、特に5コンポーネンツとは何かを定義する際に、中心的な役割を果たした人物の一人。彼女から見た現在の状況を、実に率直に語ってくれた。
★世界選手権での男子の感想を教えて下さい。
技術レベルは2種類の4回転が入ってとてもよかった。言っておきたいのは、フィギュアスケートの評価は、ジャンプか、芸術か、と対立するものではない。そういう方向に行くべきものではありません。
例えばジャンプで音楽を美しく表現することもできます。そのような発展はとても評価すべきものです。羽生などジャンプの軸がとても美しくて、跳び方も音楽に合っていると思います。
もっとも今のスピンは個性がなくなってしまって、みんな同じようなことをやるようになった。
スケーティング技術は、私に取って大切なことですが、選手によってそれを大切にしている選手とそうでない選手がいます。
現時点では男子が最もスケーティング技術を重視して、ステップシークエンスなどで大変に高度なものを見せていますね。
でも必ずしもジャッジがそれに反応を示してないので、いつまでこれが続いてくるか懸念しています。
コリオステップについては、具体的に何をするかが決まってないので、リスクをどこまで取るか個人差があります。昨日はデニス・デンのコリオステップがとても良かった。
ほかにも能力のあるスケーターがたくさんいますが、どこまでコリオステップをプッシュするかは人によって違います。
★日本選手についてはどうでしょう?
これはあなたが日本人だから言うわけではありませんが、私は(高橋)ダイスケが大好きです。
でもこんなことを言っていいのかわかりませんが、今の彼がベストな環境にいるかどうか、私には分からない。
彼のことを子供のころから見てきましたが、彼には特別なものがあるとずっと思っていました。
でも誰もその彼の本当の才能をのばしてあげてこなかった。
過去2年間(パスカーレ・)カメレンゴはとても良い仕事をしたと思います。
でもダイスケがもしローリー(・ニコル)と一緒にやったなら、素晴らしいものが出来あがるでしょう。
私にとってはこの2人のコンペはベストな選択ですね。
具体的に言うなら、今季の彼のプログラムは、音楽が素晴らしいのに振付の内容が伴っていない。
振付的にに言うと空っぽな部分が多くて、まずジャンプを先に入れてから作ったプログラムだと言う事がすぐに分かります。
ですから昨日の演技は彼のベストな演技ではなかったとは言え、本来ならもう少し点が伸びても良い選手なのに伸びなかった。
日本には佐藤信夫コーチなど、素晴らしい人材がいます。でもなぜなのか、すぐに外の人材に頼ろうとするのですね。
日本の選手はすごくレベルが高い。でも日本の文化を良く理解できないコーチに頼っても、良い結果が出るとは思えません。
ローリーを薦めたのは、彼女のプログラム作りが日本庭園に似ているからです。
彼女は日本庭園に造詣が深いので、プログラムの中にそれをどこに置くべきか、入れるべきか、そういうバランスの取り方を理解しているのですね。
ですから日本の選手にも向いていると思うんです。
羽生は若いので、エネルギッシュでスピードはあるけれど、まだコントロールが完全に出来てない。でもいずれは出来るようになるのでしょう。
その一方ダイスケはすでに完成されている選手。
パトリックと比べるなら、インタプリテーションは大輔の方が優れていると思います。
D友さんから教えてもらって何度何度も見ていた「ジャッジインタビュー」を、昨日本がやっと届いて再び読んでいます。
いい記事ですね。それで長くなりましたが大ちゃんの部分を抜粋して載せさせていただきました。
大ちゃんに来シーズンどんなプログラムが降りてくるのでしょう?(私もローリーが見たいです(^_^)v)
( 動画お借りしました )
大ちゃん!ソチで金ですね


◎4月27日
15:30 東2列 40番台2枚 代金1枚12000円
(15000円の席です♪ )
行ける方がいらっしゃいましたらロクサーヌまでメッセージを下さい。
どうぞよろしくお願いいたします。

