
物語は4歳のかんたろうを子に持つ母親が亡くなるところから始まります。
突然、母親がいなくなったことで、かんたろうとおばあちゃんは困惑してしまいます。
そして、亡くなった母親自身も、かんたろうのことが心配で、成仏できずにいます。
そんなある夜のこと、かんたろうの前におばけとなった母親が現れたのでした。。。
この本では、大切な人の死という、子どもに読み聞かせる絵本としては非常に深いテーマを扱っています。
「自分にとって大切な人が突然いなくなったら?」
このようなメッセージを投げかけることで、子どもに親の死というものを想像させ、それは嫌なことだということを理解させます。
そして、読み進めていくうちに、もう一つのメッセージがあることに気が付きます。
「大切な人を残して突然自分がいなくなったら?」
これは読み手である親へ向けたものです。
昨年の相続税の改正を機に、相続に対する関心が一段と高まりました。
ご自身が相続を受けるときのことを考える方が増える一方で、どうしても忘れがちなのが、
ご自身に万が一のことが起こって、自分の家族が相続を受けるときのことです。
相続財産は分ければ、相続税は払えば、それぞれ済む話です。(一概にそうもいかないケースもありますが…)
しかし、故人が生前に何を考え、何を想っていたのかがわからなければ、大切な家族は路頭に迷ってしまいます。
想いがあっての相続対策、ということは言うまでもありません。
大人にとっても、色々な気付きがあり、ほんのり温かい気持ちになる絵本、おすすめです。
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