病気のこと ~ 第4章 不安 ~ | だいすけの"折れない"ブログ

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入院も二週目に突入しました。

 

症状は引いたというよりかは、進行が止まった感じです。

ひとまず、命の危機は去りましたが、

これからどう完治に向かっていくのか?

この時点では、まったく想像ができませんでした。

そんな中でも、会社の仲間や、クライアント様がお見舞いに来てくれると、

早く元気になろう、という活力が湧いてきました。


今日は隣のベッドの方が退院される日です。

姓がミスター、名がゴジラという、

読売ジャイアンツに愛されたような名前の方でした。

味付けの薄い食事、夜のイビキ祭、そして向かいから聞こえる"おまじない"(前回参照)

このような日々から解放される喜びからか、朝から上機嫌です。


○○ちゃん(若い看護師)、おはよっ!!

ナガシマさん、今日は退院ですね。

そーなんだよ、○○ちゃんと会えなくなると思うと寂しいよ。

そんなこと言ってないで、お家に帰っても、ちゃんと薬は飲んでくださいよ。

わかった、わかった。


退院の日は、朝イチで検査を行い、問題がなければ、昼前には声がかかって、病院を後にすることができます。

ただ、その日のナガシマさんは、11時半になっても声がかかりませんでした。

焦りと不安の色を隠せない様子が、カーテン越しでも伝わってきました。

本来は食べないはずの昼食が運ばれてきました。
 
もちろん、食事どころではありません。

そこへ、年配の看護士さんがやって来ました。


ヒデキさん、ごめんねー ⤵⤵⤵


どうやら、検査にひっかかってしまったようです。

その日、カーテンの向こうからナガシマさんの声が聞こえてくることはありませんでした。。。


このままいけば、自分も来週には退院できそうです。
 
今から心待ちにしている一方で、

自分が、今日のナガシマさんのようになったらと思うと、

なんとも複雑な気持ちになりました。
 
(つづく)
 
 
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