1月7日。多くの会社は、今日が仕事始めというところが多かったみたいですね。
高橋も、正確には、今日からHOPでの9年目がスタートしました。
平成17年1月5日。
当時大学4年生だった高橋は、アルバイトとしてHOPで勤務することになりました。
最初の一年間は、領収書の整理・入力がほとんどで、あとは、電話応対、お茶出し、ゴミ捨て、買い物、税務署へのお使いと、
税金の計算はおろか、クライアント様と会ってお話しする機会もほとんどありませんでした。
(アルバイトですから、当然といえば当然ですが。)
翌年の4月に正社員として採用されてからは、少しずつ自分の担当を持たせてもらえるようになりました。
最初のうちは、ミスも多く、担当するクライアント様にはご迷惑をお掛けすると共に、不安を与えてしまいました。
中でも忘れられない出来事が、クライアント様に対するメールに指定されたCC.を入れ忘れ、クライアント様にこれをメールで指摘され、それに対する謝罪のメールにまたしてもCC.を入れ忘れ、再度指摘されたこと。
「高橋君、本当に大丈夫?」
当時23歳の高橋青年にとって、この一言はだいぶ堪えました。
しかし、クライアント様からしてみれば、なんでお金を払って、税理士事務所の新人教育までしなければいけないのか?そう思われたかもしれません。
このクライアント様とは、もう6年以上のお付き合いになります。
その後は、認めてもらおうという一心で、自分なりに報告用の資料を工夫したり、様々な節税の提案もしました。
そして感謝されたときには、嬉しさと同時に、税理士という仕事への魅力と自信が一層強くなりました。
現在、このクライアント様は体調を崩されていて、最近ではめっきりお会いする機会が減ってしまいました。
今の高橋があるのは、このクライアント様が厳しくも温かい心で見守って下さったおかげです。
あのときの言葉に、あえて今返事をするなら、
「高橋はもう大丈夫ですから、早く打合せしましょう。」
今は、ただ回復することを祈るばかりです。