母と、「献体」についての意見の食い違いがありました。
母の不安材料や希望は、
「大学が遺体を引き取った後の処理について、本当に金額は発生しないのか?」
「葬式のお金を残しておくから、母の葬儀はしてほしい。」です。
こちらとしては、残された家族にお金を残すよりも、自分の葬儀にお金を使いたい
という母の考え方が、どうしても納得できません。
葬式をしたかどうかなんて、亡くなった者には知る由もないので、母の言うことを
実行してもしなくても、母には分かりません。
この度の父の葬儀で、家族全員が大変な思いをしたことを、どのように感じているのか?
悲しむ間もなく、葬儀という儀式に巻き込まれてゆき、意味も分からず大金も失います。
通夜では、一日安置された遺体と一緒に寝泊まりするという、恐ろしい経験もします。
私自身は、葬儀会館に泊まることはできませんでした。
父の葬儀では、家族全員がコロナ療養中で熱を出しながらも協力し、何とかやり切り
ましたが、次はそうはいきません。もし、私が先にあの世に行くことになれば、
残された高齢の母と、病弱な妹だけでは乗り越えることができません。
乗り越えられる方法は、家族全員の葬儀を一切行わないことで、精神的な負担や費用
をかけないことだと思っています。医学にも貢献できて、とても良いことだと感じているの
ですが・・・
また明日、母とゆっくりと話をします。