当ブログは些か不思議な検索ワード群によって、日々ご新規の皆様に発見いただいてます

「資生堂」とか「SPEC」とか「ピチカートファイヴ」とか
仲里依沙や上野樹里、アイルトンセナとかSATCとか扇千景とか白洲次郎とか。。。




中でも私が笑っちゃうくらいに意外に多かったのが、このワード


$止むに止まれぬdiscover08



「ニューナンブ」で御座います。
まったく、、、好きな人はいるものなのだな(→私もその1人)



という訳で、今回はそんなニューナンブファンな紳士淑女の皆様に贈りましょう

discover08の、disocover08的こころ。♪

【濃厚に、ニューナンブについて考える】

講演:discover08 筋書:discover08 御囃子は山本直純ですよ。もちろんw


子守唄替わりに聞いていた、小沢昭一さんの語る「宮坂オトーサンはぁ~」の語りも
私の血肉。そして日本の宝である




〇究極のニューナンブを求めるために
4丁も原型のガスガン(マルシン工業のポリスリボルバー)を手当たり次第に購入。


俗に言う、2インチモデル(こちらの世界で言う"51mm銃身型")だけの筈が
ムラムラッと来てしまった若気の至り。3インチモデル"77mm銃身型"にまで手を出す


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我ながら、4丁揃うと壮観である(戦いとは数の勝負である)




刻印埋め、パテ埋め、水平出し。再塗装。磨きを加え
オーダー刻印を打ってくれるお店へと4丁をトランクケースに詰めて本日お邪魔した次第。


外国製のCADソフト連携の、日本に数台とも言われるレーザー刻印マシンを2台完備した
「作業場」へ案内される。



会社名は言えないけどさぁ、豊田のあっちの車屋サンとか
門真の本社から来た電機メーカーの人とかね。数人で来て

「これこれ、こういう材にこの薄さで打ってくれ」って言うんよ。


大変だよガハハ。


と、社長さんは屈託なく笑う ←ほぼ言ってる様なモンですよ社長w!!!



「技術立国日本を支えている、この機械がないと日本の産業が止まるのかも?」
そんな物凄い機械なのかもしれないと息を呑む。



一般的なアルゴンレーザー(緑の光を放つ”グリーンレーザー”)機と
見た事も無いような、赤色の光を放つ(”He-ヘリウムレーザー?”)機が


PC数台と連携し、ソフトの文字列の拡大/縮小によって
赤い枠線が下材の上で大小する光景は、なかなかに感動的でもある


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しかし対応してくれたオペレーターさんは
市川実和子か?浅野忠信の奥様・CHARAに似たちょっとカワイイ女性


薬指には指輪はなかったが(←独身男の目)

こんなもん持ち歩いてw依頼してしまった私には挑戦権は無いわな


(この女性の技術も、ある意味日本の宝なのかもしれない・・・)





CHARAといえば「月と甘い涙」と「タイムマシーン」ではあるが
モノがモノであるために「スワロウテイル」を脳内に奏でてみる。







これは今回参考にした別の画像
このフォントで、この大きさで、この場所に。これの通りに打って欲しい。という
些か他力本願な依頼。


$止むに止まれぬdiscover08


なにぶん現物を見たこと、手にした事のある人たちは。襖一枚向こうの世界の人たち



ちょっと見せて。どうなってるの?どういうフォント?と細かく聞く訳にも行かず
多くは伝聞・想像の世界でもある。


(東京の警察博物館には旧型の除籍ニューナンブが陳列してあるそうだけど...)


場所は語る人それぞれによって、上に行ったり下に行ったり
フォント角も大きかったり小さかったりする


☆ニューナンブの刻印というものは、話を集約してみると

製造年下2桁・製造番号4桁 /改行して/ 社刻印と製造年。

シンプルでもある。
シンプルでもあるが故に凄みが増す


やったー、俺のニューナンブ「88年製造のNO.0888。8並びィ!」とか小躍りしてる
お巡りさんが、全国の何処かにいるんだろうな・・・うん。人間だもの。




版を作って、レーザーを試し撃ちする中
CHARAさん(仮名)が声を出す



「この菱形みたいなん。どうすんの?」

「ウェブとか図書館調べたんですけどね・・・出てこないんですよその社印」

「ちょっと待ってて。調べてみる」

「!?(破顔一笑)」




行き詰ったまま、まぁ打たなくとも仕方ないと諦めていた案件に
後光が差す。



〇日本の銃器製造の本流を担ってきた

戦前の南部銃器製造所。
戦後の中央工業→新中央工業→現NMB/ミネベア(日本ミネチュアベアリング)

どれともこの社印は該当はしない。


中央工業は旧大倉財閥。
「大倉財閥」を調べていたワードの断片を、記憶のフォルダから引き出してみる



大倉喜八郎が創設。財閥解体により細分化するものの


現在のサッポロビールや大成建設。日清製油、日本油脂等の系列企業を持ち
「ホテルオークラ」に名を残す、かつての日本の大財閥




家紋だとするなら、【松皮菱】

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新撰組・永倉新八の永倉家
ロッキード事件・児玉誉士夫の児玉家などに流れを汲む。が


それが大倉家とは繋がらなかったんだがなぁ・・・

そして真ん中に工業の(工)の文字。




CHARA姐さんの鶴の声一言。

「ちょっと待ってて。松皮菱?家紋で判ってるの?じゃ家紋ソフトで検索して出してみるわ」



いやいや。
日本の家紋というものは凄いものである


これだけで印になるし、旗印にもなる

それらが全て日本の古来からの風土。生活。事象。植物から示されている上
基本が240種。それに枠や丸・角が加わって2万種以上あるものとされる。


何より、同様のものが西洋にも「Crest(クレスト)」として
古来より西洋の社会を担ってきた(誰かが日本に、誰かが日本から伝えた訳ではなく)


文化的接触があったものでもないのに・・・ 

どうみても接触不可能な2つの集団が、突然に同じ行動をする
”猿園の猿”である。








そんな事はどうでもヨイとして(けど不思議なもので)

次回後編
お手製「ミネベア・ニューナンブM60のモデルガン」完成披露のこころだぁー♪